野呂一生さんが2002年にリリースしたソロ・アルバム 『LIGHT UP』。
野呂さんの長年の(?)ファンにも拘わらず、ソロ作品の中では唯一この作品だけを持っておらず、アマゾンに中古で出ていたものを入手しました。ただ、何ゆえにリリース時に入手しなかったのか…?が、我ながらナゾで(^^;)。同じ年にリリースされたカシオペアのアルバムは、リアルタイムで購入してるんですけどね…。
さておき。
本作の特徴はソロとしての前作『UNDER THE SKY』に続き、全曲でフレットレス・ギターを使用していること。ライナーによれば、本作では特注のダブルネック・ギター(※)のフレットレスを使用しているのだとか。
フレットレスのサウンド特性に加え、特に和泉さんの生ピアノ・サウンドが利いているためだと思うのですが、エレクトリック・サウンドを入れているにも関わらず全体的にはアコースティックな雰囲気があって耳馴染みがよく、とてもリラックスできるアルバム(^^)。
まがりなりにもフレットレス・ギターを所有している身としては、いつか、こんなふうに弾いてみたい…なんてことを思わずにいられない作品でした。
もっとも長年取り組んでおられる野呂さんですら、今でも「弾くのが難しい…」とおっしゃっている楽器ですから…ねぇ…。
なんて、言ってるそばから、逃げてちゃダメですね(^^;)
※野呂さんのシグネイチャー・モデル『IN-1』のデザインを取り入れたボディーに、(演奏する状態で構えたときに)上側にフレットレス・ネック、下側にフレッテッド・ネックを撮りつけたダブルネックのギター。
フレッテッド側にはギターシンセ・ドライバーも装着してあるので、その当時野呂さんが使用していた全ギター(とシステム)を1本にまとめた画期的なギターではあるのですが、ネック2本に、ピック・アップ・セレクターやボリューム/トーン・コントロールなどの各種コントローラーもフル装備。それらを収めるためにボディーもそれなりのサイズになるため、すごく重いらしい…です(^^;)。
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↑アマゾンには新品」も出品されていたのですが、大幅に定価を上回る価格を提示されると…引きますね…(^^;)- VINTAGE 2002 [DVD]/CASIOPEA
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↑ 2002年12月の赤坂BLITZで行われたライブを収録した映像作品『VINTAGE2002』。
中盤で披露されている『ヴィンテージ・メドレー(なんと12曲!)』で、例のダブルネック・ギターを演奏しています。
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