三谷幸喜さんのエッセイ『三谷幸喜のありふれた生活』。写真では10巻と11巻を写していますが、実際は8巻~11巻までの4冊を読みました(8・9巻は現在カミさんが読んでいます)。
エッセイとはいいつつも、ほぼ三谷さんの日記。
タイトルこそ「ありふれた生活」ですが、僕からしてみると実際には“ありふれていない”…あるいは三谷さんが経験・表現すると、ありふれたことであっても、そうは見えない…生活だというのは、1巻(2002年)から一貫しています(^^;)。
ちょうど今回読んだあたりというのは、劇団『東京サンシャインボーイズ』の一時復活(8巻収録の座談会も読み応えアリ)から小説(後に映画化)『清洲会議』の出版まで。
仕事の面でも非常に充実かつ多忙(もっとも、三谷さんが多忙ではない時期のことを読んだ記憶がありませんが)である一方で、彼の人生でも大きな転機を迎えた時期。
決して明るい話題ではないのですが、それでも読み手にへヴィーな印象を与えない表現の“さじ加減”は、あらためて「只者じゃないな、この人…」なんて思いました。
4冊イッキ読みしましたが、どれも三谷さんが生み出す映画やドラマ作品同様、自然に笑顔になり、ほんわかとした気持ちにさせられるものでした。
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☆余談
そういえば、大好きだった景山民夫さんのエッセイ「普通の生活」も、彼の日常といいながら全然普通じゃなかったっけ…(^^;)。こう - いうセンス、好きだなぁ…。
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