彼女の名はジュリー Vol.1 / ジュリー・ロンドン | jakeのブログ 

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いろんなキャラをこなしながら日々思ったこと・感じたことなんかを書いてみます。

先日購入したCDです。


アメリカの女優でありシンガーでもあるジェリー・ロンドンの『彼女の名はジェリー』。

ユニバーサル・ミュージック・ジャパンが展開している限定企画『ジャズの100枚』にリストアップされていたものです。

このアルバムの存在は、今を遡ることウン十年前、ある音楽雑誌で『妖艶なジャケットの作品』を紹介するという音楽とはあまり関係のない企画で知りました。

メイクや髪型にこそ時代を感じるものの「確かに色っぽいわな…」なんて(^^;)、その企画のバカバカしさ(貶しているわけではありません。念のため。)とともに非常に印象に残っていたのですが、後に別のギター雑誌でこのアルバムでギターを弾いているのが、名手・バーニー・ケッセルだということを知り非常に興味を持った作品ではあったのですが、ショップで「ジャケ買い?」とか思われるのが癪で(どんだけ自意識過剰なんだ…^^;)、結局今まで買わずじまい。

昨年末にこの企画のことを近所の店頭で知り、ウン十年ぶりに購入する気になったのですが、なぜかどのショップでもこれだけが売り切れており、先日立ち寄った大型店でようやく見つけました。

そんなこんなで入手した1枚ですが、ハスキー・ヴォイスと、じっくり・しっとりとした歌い方が非常に艶っぽくて、アルバム・ジャケットの印象そのまま(^^)。ただ、数曲で聴ける極端なリバーブ・エフェクトは(あるいはその当時は最先端だったのかもしれませんが)、ちょっとやるすぎ感があって、「ナンだ?今の?」って感じでしたけど。

ギタリスト目線でいくと、バーニー・ケッセルのギターがとにかく渋くて格好いいです。出過ぎず・引っ込みすぎずという絶妙なバランスは歌伴のお手本って感じ。こういう伴奏だとヴォーカルもより気持ち良く歌えるでしょうね…。いつかこんなふうに弾けるとよいのですが…(^^;)。


家でお酒でもチビチビ呑みながらじっくり聴くと、とてもゆっくりと落ち着いた気持ちになれる1枚でした。


☆おまけ
このアルバムの「色っぽい…」方の情報ではなく、バーニー・ケッセルがギターを担当しているという情報を教えてくれた雑誌が、こちら。


音楽誌『ジャズ・ライフ』の別冊で、発刊は1993年12月。ちょうど自分の嗜好がロックからフュージョンやジャズに移行した頃に入手したもので、今でも大切に持っています。
ちなみに。この本、インタビューや記事に“誤植”や“構成ミス”がけっこうあって、雑誌を読むのに想像力や文章の再構成力も要求されるという…(^^;)。それだけ“おおらか”な時代だったってことでしょうかねぇ…。僕自身は、そういう再構成を楽しみましたけど(^^)。