久しぶりに天文ネタです。

春分・秋分・夏至・冬至の日に、なぜかアクセスが上がる昔の記事。

 

 

ものすごーく簡単に書いてある記事なのに、疑問に思ってたどりついた方に申し訳ない感じ。

春分・秋分の昼と夜の長さもあった方がいいかなぁと思いまして、書いてみました。

 

 

春分の日と秋分の日には、太陽が真東からのぼり真西に沈みます。

そのため、昼と夜の長さは同じ。

と思っている方が多いのではないでしょうか。

 

では、東京の日の出日の入り時刻をみてみましょう。

 

2021年3月20日春分の日 日の出 5時44分 日の入 17時53分

2021年9月23日秋分の日 日の出 5時29分 日の入 17時38分

 

少しずれていますね。

実は、春分の日も秋分の日も、昼の方が長いのです。

その理由は、おもに2つあります。

 

 

1つ目は、日の出日の入の定義です。

両方とも、「太陽の上の縁が地平線に接した瞬間」とされています。

そのため、昼が少し長くなります。

 

画像 天球図でさぐる地球と天体の動きより

 

 

 

2つ目は、大気による屈折現象です。

 

画像 天球図でさぐる地球と天体の動きより

 

地平線付近の太陽は、大気による屈折の影響をうけます。

実際には地平線の下にある太陽が、地平線上に浮き上がって見えます。

このため、さらに昼の時間が長くなります。

 

この2つの理由により、日の出日の入時刻でみると、春分・秋分の日は昼の方が長くなるのです。

 

 

では、昼と夜の時間が同じになる日はいつでしょう。

春分の日も秋分の日も、4日ほど冬至側へずれた日となります。

 

東京の時刻でみてみましょう。

2021年3月16日 日の出 5時50分 日の入 17時50分

2021年9月27日 日の出 5時32分 日の入 17時32分

 

ピッタリ同じですね。

 

 

普通に生活していたら、日が長くなったなぁくらいにしか感じませんが、細かいことをいうと実はねってお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう