ご案内が遅くて、大変申し訳ありません。
本日21日の日の入り後、木星と土星が最接近します。
画像 国立天文台より
日の入り後暗くなったころに南西の空を見ると、明るい星が目につきます。
木星です。
木星のすぐそばに、もう一つの星。
土星です。
望遠鏡で見ても同じ視野に入るほど、接近します。
クリちゃんさんが、望遠鏡を使って写真を撮られています。
20日の時点で、とても近くて驚きます。
木星と土星は、東京なら18時51分に沈んでしまいます。
観察するなら、日の入り後お早めに。
ここからは、ベツレヘムの星と木星土星の話。
クリスマスといえば、キリストさまが誕生した時にベツレヘムの星が輝いたという話があります。
「ベツレヘムの星」とは、どの星か?
昔ブログに書きました。
最後の「ベツレヘムの星の正体 後編」にある、天文学者ヨハネス・ケプラーが提唱した惑星会合説。
まさに、木星と土星の接近です。
クリスマス時期というのまで一緒です。
この時の木星と土星の間の角度は、1度。
月の直径が約0.5度なので、満月2つ分です。
今回は、7分まで接近します。
1度=60分なので、満月の直径の約4分の1にまで接近することになります。
クリちゃんさんの写真を見ると、よくわかりますね。
果たして「ベツレヘムの星」と言われたような、1つの星に見えるようになるのか。
重なっていない以上、2つに分かれて見えるのか。
星仲間内では、日々話題になっています。
20日の時点では、しっかり2つに分かれて見えました。
私近視+乱視なので、コンタクトや眼鏡を使用しています。
もし裸眼で見たら、1つに見えたかもしれません。
視力も関係あったりする??
あと、暗い空なら星がピッカーと光って、重なって見えやすいともききました。
キリストさまがお生まれになったころは、空は真っっっ暗だったでしょうからね。
日の入り後の薄明に加え、現代の空の明るさ。
この条件では、分かれて見えやすいかもしれません。
さて、実際にはどのように見えるのでしょう。
木星と土星は、結構低い位置にあります。
できれば、南西の空が開けた場所で。
ご自分の目で、確認してみてくださいね