前回のあらすじ
保育園利用決定通知書に、受け入れ態勢が整わないためとの理由で保留とされた娘、じゃがさん。
どゆこっちゃ!?と役所に行くと、障害のある子供のため、障害児保育指導委員会という有識者会議で安全な受け入れかつ本人の成長が見込めると決まれば入園できる、と言われる。
その委員会管轄の別窓口にすぐにアポイントをとり時間をもらったのでした。





当日中に別窓口でのアポイントがもらえたので主人と一緒に行ってきました。
アラフィフの女性の係長とアラフォーの女性の2人が担当ということで面談。
すると、以下のように障害児保育の制度について説明されました。
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『障害児保育指導委員会はこの対象となるかどうかを判断します。安全かつ発達が促進されると見なされれば対象になります。』

『見なされなかったらどうなるんですか?』

『保育園の利用は難しいのでご家庭でマンツーマンで見ていただくのがよいかと…』



安全…そりゃ大事です。
でも動き回らないじゃがさんより動き回る健常児の方が安全に関してはリスク高くないかね?
そして発達が促進されるかどうかってなによ?
障害があって、成長促進が期待できない、こりゃムリだ、と有識者が決めたらその子は成長しないとでも?
障害児だから周りの子から刺激を受けないとでも?
成長がゆっくりだから障害児ではないの?
出来ないことを挙げつらってこりゃムリだ、を非公開で決めるの?
出来ないって決めつけて蚊帳の外に追いやる…

それこそが1番の差別じゃないの?




『もし万が一保育園利用が出来なくて仕事を辞めたら間違いなく生活困窮に陥るんですが?』
『その場合は育児休暇延長とか…』
『もうすでに半年延ばしてもらってるんです!』
『であればあとはおじいさまおばあさまを頼られるとか…ご家族でなんとか…』



出たよ、ご家族でなんとか。
行政よ、それを言ったらダメだ。
それ言うから
親が倒れて介護離職して貧困に陥る人
実家が色んな事情で頼れないのに行政のフォローも受けられなくて困窮する人
そういうケースが出てくるんだよ。
行政は最後の砦の筈なのに、最後の奥の手が家族の協力でなんとかしろって…。



すると、夫が言いました。
『この子が生まれた時、病院が、社会が、命だから生かすというから僕たちは育てている。なのに途中で行政が障害者へのフォローというハシゴを外して、家族の働く機会を奪い僕たちの生活が成り立たなくなることを致し方なしとする。障害児の家族は死ねということですか。



『……そうですね…いやそういうわけではないんですが…。』



今そうですねって言った…orz