人間生命の誕生及び変化、そして生命の光の循環原理 | jaeyeong92のブログ

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韓国(桓国)の後天完成道法である石門道法の石門呼吸を日本人の方々にお伝えするためのブログです。道縁のある日本人の方々に石門道法が伝わることを切にお祈りします。
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1部 太空創造役事と後天完成道法

1章 太空
4. 人間
2) 人間創造摂理の理と原理、構造と構造体系
(2) 人間生命の誕生及び変化、そして生命の光の循環原理
 
《太空》が開く過程と手順で無形性・有形性・空間性の3極が創造と変化を起こす根本の軸であるように、人間生命の誕生及び変化、そして生命の光の循環原理も三円の真理を根幹とする。
 
一つ、 人間生命の誕生において無形的基となる《精気神》と《霊魂魄》の結合にも三円の真理が作用する。男の不生不滅の《道光神力》が籠った精子と女の生長消滅の《道光神力》が籠った卵子が子宮で会えば、精子と卵子がぶつかる瞬間、光の炎が起こって天に上がる。この時、地上に形成された光の通路を通じて「神(霊)」が「精気(魂魄)」を持って精子と卵子が結合した受精卵の中に入る。このように生命の誕生には、精子と卵子の化学的結合だけでなく、天の神性が内在した「霊」が下りて結合する過程と手順が附随する。父から受けた精子の中の不生不滅の神性(一神:一)と母から受けた卵子の中の生長消滅の神性(一神:二)に本来自分の神性が内在した霊(一神:三)が加わるゆえ、これを「三神」の作用と言う。*31*
 
*31* 「三神」とは、一つの存在に三つの神(霊)が宿るという意味ではなく、三円の真理により、自分の一神(本霊)を中心に本霊が肉身に安着することにおいて親から受けた両神が重要な架橋・緩衝の役割をすることを意味する。
 
二つ、 人間生命の誕生において有形的基となる男女の生殖器官の作用にも三円の真理が含まれている。先ず男は、左右陰陽である二つの精巣から多くの精子が一つの竅を通じて卵子に向かうが、ここには、万物が陰陽を通じて一つになるという完成の意味がある。女も左右陰陽である二つの卵巣から一つの卵子が排出され、男の精子と結合して生命を宿すが、これもまた万物が陰陽を通じて一つになるという完成の意味がある。これは、結局陰陽の調和・相生・結合を通じて万物が完成を成すという意味であり、延いて全ての創造には、互いに違う陰陽が太極造化を成して一つの「合」として完成され、帰結する三円の真理が内在していることを表すのである。
 
三つ、人間生命の誕生の際、《精気神》の変化過程と手順にも三円の真理が作用する。天の精気を持って下りる「神(霊)」は、精子と結合した卵子が細胞分裂をする時、順次に「神(霊)」、「気(魂)」、「精(魄)」に分離し、肉身との調和・相生・結合を成すことになる。「神(霊)」、「気(魂)」、「精(魄)」に分離するということは、一つの光が三つに分かれるということである。これは、また三つから一つに返ってこそ自分の根本である天に返れるという意味である。言い替えれば、「精」を「気」に、「気」を「神」に変化させる練精化気、練気化神を通じて《精気神》の光を昇華させ、自分の根本の座を探して行くのは、創造摂理に基づいた人間の究極的《本》と正体性である。
 
四つ、人間生命の誕生の後、生命の光(気)が循環する過程と手順にも三円の真理が作用する。人間は、生まれる時、誰しも天から生命の気を持って地上に下りる。その生命の気(一気、真気:一)が機能的観点で心臓と腎臓を治める陰陽二気である水火の気(腎水=陰水、心火=陽火)に分かれることとなる。つまり左右陰陽の肺(二)に入って来た生命の気は、臓腑の中心となる心臓(一)に行き、心臓からまた左右二つに分かれた腎臓(二)に入る。*32* 腎臓に入った生命の気は、また膀胱(一)に集まり、一つとなる。このように生命の気が腎臓と陰陽関係を形成している膀胱で一つになり、大地(一)へと返ることは、一つの中心から陰陽の理と原理によって分化・変化・発展し、多様で、ダイナミックな活動をするが、結局また一つへと返ることになるという原始返本、万法帰一の創造摂理を表すのである。
 
*32* 人間生命の中枢的機能を遂行する核心的臓器は、心臓である。それゆえ心臓を六臓六腑を管轄する「君主之官」と言うが、これは、臓腑や各組織に分布した血管に血液を供給することで生命を維持し、延いて精神と感情の活動にも重要な役割をするからである。人間生命の中枢的作用に相応しく赤い(明るい)色の心臓と血は、天の光と力、価値を象徴するが、人間は、このような心臓機能の円滑な遂行のために気道と食道を通じて天気と地気を吸収する。気道を中心に吸い込んだ天気は、「空」と「気」に分かれて「空」は、肺を通じて無機物の形で人体に吸収され、「気」は、丹田(如意珠)に入る。食堂を通じて摂取した地気も「穀」と「気」に分かれて「穀」は、口と胃腸を経て粉砕、消化されて小腸で吸収され、そのように吸収された養分は、脾臓を通じて人体の各臓腑に入るが、この時の「気」もまた丹田(如意珠)に入る。天気と地気から分かれた「空」と「穀」の変化及び循環作用を通じて作られた酸素と養分を全身に届けることで生命を維持するのは、心臓が遂行する重要な三円作用の一つであると言える。
 
このような過程と手順を天から地へ向かう方向性を基準と原則にして調べると、天の生命の光(気)が肺(空と気:二)に入り、心臓(一)を通じて腎臓(腎水:二)と調和・相生・結合し、水昇火降を成した後、また膀胱(一)で一つになって大地(地気:一)へと返ることを意味する。このような流れと局面は、天→人→地の方向に流れる天の生命の光(気)が人間内部の臓器でも同一に適用・実行・具現されていることを表すのである。
 
📖석문사상:石門思想(桓祖 著、石門出版社) 95~98ページ
 
📌これは、韓国の石門道門の石門出版社で石門道書を正式に日本語に訳したものではなく、韓国で石門道法の石門呼吸をしている私自身が日本人の方々に石門道法を伝えるため、独自に日本語に訳したものですので、文章に不自然なところもあると思いますが、どうかご了承ください。
 
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