まず言っておきたいことがある。

この本は買わなくていい。

それくらい読むべきところがなさすぎる。

ほとんどがアンケートデータの紹介になっている。

こんな本で印税を儲けるなんて実に頭がいい。


でも一つだけ興味深いデータが載っていたので紹介したい。


新入社員に対して行ったアンケートで、

「あなたはどうして採用されたのか?」という問いへの答えだ。


質問:就職試験の合否に一番影響があるのはどれですか?

答えの変化:1991年⇒2005年


学校での成績 :15%⇒7%

コネ :15%⇒8%

運 :18%⇒19%

他の人にない特技がある :15%⇒29%

部活動でリーダー等をしていた :8%⇒11%

資格 :13%⇒12%

わからない :16%⇒14%


「成績」や「コネ」が半分に減少している一方、

「他の人にはない特技がある」という回答が2倍に増えている。


採用される側も、最近は人物重視だということを感じているようだ。

成績やコネが次第にものを言わなくなり、

その人自身の資質が問われている時代なのだろう。


きっと企業もコネでつまらん人材をとることを控えているのだろう。

これからは自分にしかない価値を面接でどうアピールするかが重要だ。

そのためには語れる価値あることを学生時代にやっておく必要がある。

3回生になって就活を目前に焦っているようでは手遅れなのだ。