今ハマっている「とうもろこしの会」というポッドキャストで
『変態村』という狂気の映画が紹介されていたのだが、
その作品を撮ったファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の作品を
たまたまツタヤで見つけたので借りてみた。
前作『変態村』はとにかくド変態な映画だったらしいので、
エマニュエル・べアールという美しい女優さんが出ていることもあり、
少々どんなド変態な展開になるのだろうかと期待もあったのだが、
大外れ!!
全然変態でもないし、エロくもない(笑)。
純粋なサスペンスとしてはそこそこ楽しめる。
でも正直展開が予想しやすすぎて驚きの要素はなかった。
しかしどうしてこうもサスペンスの主人公たちは不用意なのだろうか?
ちょっと前に見た『オープンウォーター2』では、
ヨットに乗って沖に出た後、みんなで海に飛び込んで泳ぐのだが、
梯子を下すのを忘れててヨットに上がれないという失態を演じるし、
この『変態島』でも、主人公の夫婦は、胡散臭い初対面の外国人を
簡単に信用して、大金や自分の命さえも預けてしまう。
ほんとみんなバカばっかり(だからサスペンスが成立するんだろうけど)。
それにしてもヴェルツ監督の映画には今後とも「変態」がつくんだろうか。
なまじ『変態村』っていうインパクトある作品をとったために
一生「変態」がつきまとうことになるんだろうか。
学園ものなら『変態教師』
SFなら『変態惑星』
裁判ものなら『変態弁護士VS変態検事』
戦争ものなら『怒りの変態軍曹』
スポーツものなら『変態メジャーリーガー』
この5つのうち一つくらいはあり得そうじゃないすか?