『メタルギア・ソリッド』でおなじみの小島秀夫監督おすすめというので、

ギレルモ・デル・トロ&チャック・ホーガン著、『ザ・ストレイン』を読んだ。


久々のサスペンス小説なので(最近本読む時間がない・涙)、

大いに期待して読み始めた。


オープニングは本当に見事で、すごい設定にワクワクするばかり。


2010年9月、ニューヨーク・JFK国際空港で旅客機が着陸直後に外部との

無線連絡を絶ち、照明を消し、すべての電気系統を落として誘導路上で沈黙した。

人質事件の懸念から突入したレスキュー隊が発見したのは、

二百名近くの乗客が席に着いたまま静かに息絶えている姿だった…。

(「BOOK」データベースより)


どんな新手の生物兵器なのだろう、どういうテロで何が目的なのか。

着陸と同時に電気系統が落ち、乗客全員が息を引き取っていた???

どんなトリックを使ったのだ??? ドキドキ、ワクワク!!!


そんだけ期待させといて、これら全ては吸血鬼の仕業だったとはーー!?


アメリカ人吸血鬼好きやなー。

何かネタに困ったら、吸血鬼出しとけみたいな感じがある気がする…。


本の背表紙には「デル・トロが長年あたためてきたアイデア」とあるが、

こんな吸血鬼の話あふれかえっとるがな。


一応最後まで読んだけど、おすすめできません。

物語も陳腐だし、人物も描けてないし、分厚い本なので持ち歩きにくいし。


構想上は3部作だとあとがきに書かれてたけど、

この第1作目を買った人は、もう続きは買わんよ、きっと。