セスナのエンジンはライカミングというメーカーが占めています。
車のエンジンと違って高度によって酸素の濃度が変わるため、ピストンエンジンと言えど車のエンジンでは支障をきたす為、航空エンジンメーカーがほぼ独占しています。

ところで高く上がるモーターパラも、やはり航空エンジンを使用しています。
ただ本当に、航空機と同じくらい高く上るのでしょうか?
高度の高いところまで上るのは一部の者だけなのかなと思います、ほとんどの方はその辺の山より低いところを飛んでいるのでないでしょうか?

モーターパラ、見ているととても気持ち良さげなのですが訓練場の関係から河川や海の近くで訓練が行われます。
実は、それがとても危険なのです。
モーターパラは身体にエンジン一式を括り付けて飛ぶものなのですが、それがエンストで河川などに不時着すると死を意味します。

文字通りの溺死してしまうのです。

身体に10キロ以上のエンジンを付けて、河川に入るのですから。

このようなことを書くのは、こんな事故が決して稀でないからです。

同僚がこのような事故で溺死してから5年ほどが経ちます。

可能であればモーターパラのエンジンが、信頼のある国産化になればと切に願っている一人です。