わたくし、髪が女性なみに長いものですから
束ねるためのシュシュをたくさん持っています。
お出かけするときや料理教室の際には
たくさんのストックの中から気分で一つ
選んでつけるようにしております。
でも、普段、日常的に使っているのは
決まっていて、いつもこれを愛用してます。
静電気防止シュシュです。
効果は・・・よくわかりません。
気分の問題かもしれません。
あんまり使うものですから、次第には
ゴムが伸びてきちゃいまして・・・
2重で留まっていたものが、いつの間にか
3重にしないと落ちるようになってました。
やると言ったのでやりますよ、はい。
まずは縫い目を探して、2センチくらい
ほどきます。
細かい作業、好きなんですけど、
最近はどうも目が疲れやすくて。
あっ、それは歳なのかしら?
本当はゴム紐を切らないで長いまま通すのが
楽に出来るコツなんでしょうが・・・
出来上がりの品質を考えるとそうはいきません。
というのも、ゴムの締め付け具合を妻の好み
に統一して作るには、どうしたって最初に
ゴムの長さを決めて切っておくのが本寸法な
やり方だからです。
なので、まずテスト的に一本、仮縫いした
シュシュを作り、実際に着けてもらって
好みの長さを決めてもらい、それをもとに
残り4本のゴムの長さをカットしました。
ゴム紐が抜けて、だら~んとなったシュシュ。
こうしてみると、布をたっぷり使っている
品質の良いものと、そうでないものの違いが
よくわかりますね。
最近、100均なんかのシュシュは布がケチ
られていて、ひだがうんと少ないものが目に
つくようになりました。
まぁ、この傾向はなにも100均に限った
ことじゃなくて、あらゆる産業に共通して
いえることなんですけどね。
昔に比べると便利になった一方、使っている
材料や材質がうんと安っぽくなってるのが
最近、とみに加速してる気がします。
このことをとても悲しく感じているのは
きっとわたくしだけではないはず。
っと、それはさておきまして。
今回、ゴム紐は丸ゴムではなく平ゴムを使います。
丸ゴムだと端同士を結んで処理するんだけど
わたし、こういうの嫌いなんですよねぇ。
結び目のでっぱりが出来てしまうので、
当たりがやさしくないし。
簡便・簡単な仕事ってのは、どうしたって
質がそれだけ悪くなります。
では、どうするかというと、平ゴムを使って
ちゃんと端と端を縫って処理いたします。
こうすることで妙なでっぱりもできず、
付け心地が一段とよくなるのです♪
良い仕事というものは、必ず一手間かかる
というのが昔からの通り相場でございます。
さて、ゴム紐を通してつなげたら、あとは
ほどいた縫い目を縫い合わせてやれば終了♪
このときもラダーステッチで縫い合わせて
なるたけ縫い目が出ないようにいたします。
ぐしゃぐしゃって巻いて使っちゃうからね、
あんまり細かい配慮をしたところで
殆ど意味がないのかもしれませんが。
それでもこういうところにこだわることが