どうも飛行機に
乗るきっかけを
失ったままのわたしは
東京出張から
新幹線で帰路についておりました

東京駅を出て
一週間もの出張の
二度と運びたくないほどの荷物を
指定の3人席に押し込んで
たまたま確保できた窓側の席で
『ふ~(;_;)。、とりあえず晩ご飯を』
と
東京駅の
エキナカで買った
ごはんとビールを
広げた時のことでした。
一駅目に
もう
隣の席の乗客の方が
乗ってきてしまったのです。
ものすごい量の荷物と
あきらかに
くつろごうとしているわたしに
その
ちゃんとした紳士の方は
一瞬
こまったな
というか
あー、
ちょっと、
かんべんして
というような
困った表情を浮かべておられたので
あわてて
それはもう
あわてふためいて
自分の荷物を
自分の縄張りに
ヤドカリのごとく
押し込みながら
『おとなりですか、
すみません。
すぐしまいます。
すみません。』
と、
じたばた
じたばたしていると
若干
表情を緩めてくださって
ひとつ離れた
3人席の通路側の席に
座りながら
『まだ、もう一つ空いているから
こっちでいいですよ。
だから荷物を
もう少し
広げていていいですよ。』
と、
ほんとはすぐ隣の席なのに
間を空けて座りながら
やさしい言葉をかけてくださいました。
状況からは
わたしが出張でメロメロに
疲れていることなどは
解らなかったであろうと思いますし
その方もスーツで
仕事の後なのには
代わりはなかったでしょうに
必死で荷物を押し込んでいる
わたしの様子を
きちんと汲んで
こんな言葉をかけてくださる。
とてもありがたかったのですが
ものすごい勢いで
自分の荷物を
テトリスして
縄張りに詰め切ってしまったので
『もう1人の方がこられた時に
またご迷惑をお掛けするので
ありがたいのですが
このままで大丈夫です。』
と、お断りしました。
それから
荷物の隙間で
ベンチコートばりの大きな中綿コートに
寝袋のようにくるまって
席にはまり込んで
仮眠をとろうとするわたしとは別に
その方は
新聞か小説かなにかを読みながら
静かに残りの時間を過ごしておられ
いくつかの駅がすぎる合間に
ちょっとだけ
『まだ、来られませんね』
なんて
もう一つの空席の主の
動向をやり取りして
また時間を過ごしておりました。
その方が先に
目的地についたので
最後に
『本当にご迷惑をお掛けしました。
お気をつけて。』
と言うと
これまた
スマートに
さわやかに
『いいえ』
と、下車をされていかれました。
少ないやり取りの中の
言葉尻や
表情
間と
仕草と
あと
会話のトーン
総じて
その人との間に生まれる
程よい距離感
その中に
相手への配慮って
表れるものだな
と、思いました。
いまもって
これまで
そんなに理想的な
やりとり
『こうあってほしい』
という
初対面のひととの関わりは
他に
そんなに
ありません。
さらに
このシーンには
もう1人
登場人物がおられます。
わたしの
目の前の席に座っていた
また別の方です。
前述の方と同じく
清潔にスーツをお召しで
おそらく
真後ろでの
会話が耳に入っていたのでしょう
わたしの側に
ほとんどシートを倒さず
下車までじっとしてくださって
たまたま一緒の駅で
下車する際も
これまた
柔らかい笑顔で
大荷物のわたしの動きを
見守ってくださいました。
未熟なわたしは
すべてがとても受け身なので
いいコミュニケートが出来た
こんな瞬間は
相手の方の
懐の大きさに
すごく
感激してしまいます。
袖ふれあうも多生の縁
また
いいご縁が
ありますように(;_;)。
余談ですが
いつか
トワイライト・エクスプレスに
乗るのが夢です。
(老朽化が噂されてますけれど)

実現可能な感じもしますが
自分の予算や休暇の都合のみならず
自分のこころのゆとりと
周辺環境の穏やかさも
タイミングとして
備わっている状態での出発が
理想的なわけで・・・


いい(;_;)。


いつ、
この夢にGOサインが出せるかは
誰も知り得ません(;_;)。
トワイライト・エクスプレスの情報はコチラ↓
http://www.jr-odekake.net/train/twilightexpress/index.html