NO596 7/16(新潟県地震特集)


地震の被害にあわれた方のお見舞いを申し上げます。


①『村山氏無事』
村山さんはご無事だった。
柏崎のコンパス誤差は2°戻っただけで未だ8°近く、震源方向の西に、ずれているので大きな余震、要注意との事。
尚、仙台ではぶら下げ型スプリング地震計は10:13から10:35迄、22分間も揺れ続けた。
共振でこのような現象は良く起きる。共振範囲の広い地震計を造ると色々観測できる。


②『東京に前兆直前波状雲』
今朝、東京のほぼ震源方向(M6.8)の西空に発生した波状雲のFAXを歌手の鬼宗久氏から頂いた。有難うございました。


③『2日前の大イオノ』
二日前の7/14の『大イオン』警報の結果。。
「国分寺のfxが暫く振り、30メガ。打上が低いとTVまで影響したと思う。縦のノイズにも注目。この時間帯、行徳は完全にブロックされていた。
関東方面(含、遥か沖、向後、140時間以内)要注意」。
これは栃木、群馬のお隣りが新潟県。140時間以内の大きな地震だった。


④『6日に前兆発生』
再掲。。号外7/6①20時頃、長野県モービルの信号が強く入って来た。ロケーションがよいのかハイパワーなのかは分からないが、電離層の影響は無視できない。
ダクトなのか、電離異状や縦Eなのか?? 入感時間が長く、信号は安定していた。


⑤『この電波に注目!!』
とにかくSは強く、57~58位だった。
過去実績から、大きな地震の電離異状と断定できる。縦Eも考えられる。ダクト特有のフェージングはなかったし、伝播の安定性からダクトではないと思われる。
モービル局の長野県内からの発信に間違いない。QTH(発信地)はコールと一緒にしばしば、言う。
同県南西部であれば発信地⇔新潟県沿岸沖⇔仙台市はほぼ、二等辺三角形をなし、震源付近の縦Eで反射された電波が仙台に到来したものと思われる。
通常の水平Eスポでは一直線になり、交信可能なケースは例えば、種子島⇔震源上空、約100Kmで反射⇔択捉島等が考えられる。これが水平と垂直の大きな伝播パターンの違いである。

Q太郎さんの「7月16日(月)11:20.10時13分、新潟県上中越沖でM-6.6 の地震が発生しましたが該当するデータと思料されるのは、7月6日報告のものです」とも完全に合致する。


⑥『6日の天気図』
6日の天気図を見ると日本海に高1006hpa、北海道の東岸に低994hpa、これから寒冷前線が伸び、西日本から停滞前線に変り、中国大陸に達していた。気圧傾度はそんなに急ではなかったのでダクトが発生しても風で乱される事はなかったと思う。
大陸性高気圧はダクトを発生しやすい。しかし、夜20時頃は余り発生しない。
ダクト交信はEs交信よりスリリングである。FAI交信は更に面白い。最高はTEP交信だろう。幾ら金を出してもやれない交信である。
EME交信は経費が大変だがやれる。でも、強い電波を当てられるとお月さんも迷惑だろう。月震が起きるかも知れない??


⑦『ラドンにも大異状』
上中越沖の海底では既に、震度M6.8のエネルギーの大半が蓄積されていたと思う。それが6日だった。トリガー待ちの状態で持ち堪えて来たのだろう。

昨日の当レポは⑥「23:59、ラドンカウントは又、爆縮、2358カウント。やはリ、北の異常か?? 南関東から北略。要注意。勿論、新潟は関東の北に位置する。同レポ⑦は稚内イオン 〔7/16-00:37〕。今、弱い「銀雲電離層」が出た」だった。


⑧『ラドンの増減』
6日は2292(電池交換)13日は更に低い2227カウント、10日は2563カウントと激変していた。
2563-2227=336。非常に大きなプレート圧の爆発、爆縮現象だった。その差、実に336カウント。
公開中なのでグラフ化して参考にされている方は多い。その場合2227,2563カウントはそのままグラフにすると差は小さく目立たない。これを下3桁にすると(227,563)とその差が大きいので実感が出る。グラフの下にアリューシャン地震とか上中越地震と書き加えておけば、一目瞭然である。
磁気や行徳の変化のグラフよりシンプルなので非常に分かりやすい。


⑨『果たして前兆か! !銀雲電離』
この電離異状は上中越地震の前兆とは言わないが可能性は強いと思う。波形は純然たる「銀雲電離」とは異なる。遠距離なので稚内で観測できない。しかし、過去にはこの位の距離で、この波形が良く出るので、今後の参考に…。縦線が雑音なので区別出来る。


⑩『余震』
案の定15:37に震度6弱が発生した。M5.6。仙台も揺れた。
ゆらゆら、地震計は揺れ続けて15:57にほぼ止まった。17分も動いていた。M6.8で22分、M5. 6で17分間も揺れた。
後者のエネルギーは約1/60と遙かに低いが内陸地震だった。この違いもあるだろう。単純計算で17分間の揺れの60倍だと1020分間、揺れ続く筈だが対数的に動いている。


⑪『縦、横で斜め無し』
旧号でメカは紹介している。かなり大きな、横棒式地震計と縦釣り糸式地震計の2台を自作しているが縦揺れ、横揺れの地震があるからである。Eスポも縦、横、電波も垂直、水平偏波がある。虹にも横虹、縦虹がある。そういえば雲にも垂直と水平があった。垂直雲とは使わないで戴峰氏は「竜巻雲」と云われた。断層の亀裂から発生した上昇ガスと著作「大地震は予知できる」で説明されている。


⑫『竜巻雲と縦Eの共通点』
上記の④の縦Eはやはり、震源近辺の断層亀裂からの上昇イオン、帯電エアロゾルと考えられ上昇過程であれば高度は100Kmより遙かに低く、それだけ密度は濃い。伝搬ロスも少ない。
上昇するに従って拡散、中和、衰減して行く。長野県の58のSメーターの謎はこれ以外、説明がつかない。
最も、アルミ箔メーカーが宣伝の為、数万m上空に諏訪湖大のアルミ箔を1万枚位、浮かべ(長野と仙台の中間地点上空)、デモをしたなら、この伝搬はあり得るだろう。


⑬『最新情報』
今日は地震性雑音(孫六)の学習日だった。朝は強く、段々弱まり、(孫五)今は殆ど聴こえなくなった。これが地震性ノイズである。次の予測に大いに役立つ。
その後の村山氏レポによると進んでいた電波時計が誤差ゼロになった。妨害エネが雨散霧消した。これは特筆物である。
地電流は56マイクロ迄、乱高下、不思議な事に地熱は20.7℃で余り変化していないと言う。残存エネが大きいらしい。余震や関東、東北のドミノ波及、未破壊部分への拡大が心配である。

一方、Esは非常に弱まり、小〔弱々〕オープン。台風4号で東海~南海震源域のエネが抜き取られたか?? 中越地震のエネが放出されたせいか??
京都府沖 M6.6が開放された為か??  関連あるとすると今後の研究は面白くなる。
プレート数の多さとその活動に比例してEsは多くなるのではないか??
地震活動静穏期にはこんなにEsは発生していなかったように思う。古いイオノグラムがEsを記録している。
それにしても、サイクル24はどうなるのだろう。足踏みしているようである。エネルギーを温存? 蓄積? しているのだろうか、それとも‥‥


⑭『日本脱出』
これにはドキモを抜かれた。
刈羽原発1号機の耐震設計が僅か273ガル、今日の地震は680ガル。宮城北部地震は1200ガルだった。
これでは刈羽からは引っ越す以外、生きる道はない。社保庁問題どころではない。金や命をこんなに軽んずる日本から脱出しよう。希望先は理想国家「北朝鮮」である。北が日本よリ、ましだと云うアイロニーだ。

『追加』
『2日前の大イオン』
二日前の7/14の『大イオン』警報の結果。。
「国分寺のfxが暫く振り、30メガ。TVまで影響。縦のノイズにも注目(含、地震性ノイズ)。この時間帯、行徳は完全にブロックされていた。
関東方面(含、遥か沖、向後、140時間以内)要注意」。これは下記の京都沖の電離擾乱を捉えていたのか不明である。
但し、朝の孫六はこれも捉えていたようだ。

16日 23時18分頃 京都府沖 M6.6 北海道 震度4

この地震でも仙台は揺れた。ぶら下げ地震計は23:35迄揺れ続けた。17分間も。
23:59のラドンは2338と爆縮。下手な予測をして怒られるより、今日はノーコメント、但し要警戒である。