NO 502  '06 12/12


今号は、重複があります


①ノーベル賞の小柴先生が「ニュートリノ」と地震に言及されていたのは前に述べた。


②千島の巨大地震は215Kmの深部なので、もしかして??「ニュートリノ震動」と関係するのだろうか。
又、これは人間の未知の感覚器官で感知出来るのか??
青田氏「雲」といい、梶氏「体感」といい、佐藤氏の「意識」といい、こんな遠方の地震前兆に感応する理由は説明がつかない。
雲や人体を貫く「ニュートリノ震動」に関係があるのだろうか??

11/16の旧号、佐藤氏の体感は再掲だが、千島列島M8.3の前のレポである。
 『先ほど強い体感反応がありました。11/11 17:27。完全ダウンしています。(※強烈に意識が遠のきました)完全ダウンありなので2~3日国内M6.0±・国外のM6.5以上の強い発震にご注意ください』

ja7hoq (2006年11月16日 07時37分)から佐藤氏へ。
『 こんばんは。佐藤さんの体感(11/11)見事に的中しましたね。お見事!! 略。』

佐藤氏からja7hoqへ
『いつも貴重な情報有難うございます。<(_ _)> 私は的中とは程遠いものでお恥ずかしい限りです。(>_<) これだけの規模だと、体感からも何かつかめないものかと思いますが、実際は今の所はここ迄が限界です』

 
③小柴先生のスパークチェンバーも前に書いておいたが宇宙線、ニュートリノが飛び込むと光の軌跡を描くのが見える。
DVD「太陽」でも触れているが小さな面積の人間の指先を毎秒1千億個のニュートリノが通りすぎて行く。
もし、カミオカンデが地下深くではなく地表にあったらこのニュートリノでオーロラのように光り輝いてしまう。

日本ではスパークチェンバーは多数設置されているが、宮城県では女川原発に設置されている。
今も公開しているかは不明だが、見学者は貴重な神秘世界の体験が出来る。
かなり前だが、女川で初めて目にした時は感動した。

さて、このニュートリノと地震の関係は誰も気付いていないが阪神大震災時に間違いなく記録されていた。
当時、中央紙でも大きく報道された複数の病院のレントゲン写真の前代未聞の感光事件???があった。
静電気ではフイルムを感光させる事は出来ない。
明らかに地球内部のニュートリノ(ニュートリノ震動)の仕業だったのではないか。飛跡が証拠として残っている。大阪府内科病院や市立芦屋病院等のレントゲン写真である。
この飛跡はスパークチェンバーの宇宙線やニュートリノの飛跡とそっくりである。
更に言うならばカミオカンデが捉える地球内部からのニュートリノの飛跡と同じである。
もし、大きな地震前にこれが増加いていたら‥。そして、X線フイルムを感光させたら‥もう、これは「ノーベル賞」級の大発見である。
カミオカンデ関連の研究者は多いと思うが太陽ニュートリノの研究ばかりではなく、是非とも地球内部の地震前兆ニュートリノの研究をお願いしたい。


④1995年6/25の「河北新聞」に前兆観測のネットワーク作りの呼びかけが写真入り5段抜きで載った。
その時の前兆例として電磁波異常、X線写真感光、地電流変化、導電率変動、電波時計誤差等、原稿にしっかりと書いて記者に手渡した。
前兆例として2番目に掲げた位、X線は重要視していた。

新聞のタイトルは「電波異常や大氣の発光」 「地震の前兆現象、無線で情報交換」 「仙台のアマ無線家、ネットワーク作り」。
地震の前兆現象と見られる情報を無線やパソコン通信で知らせるネットワーク作りを仙台市のアマチュア無線家が進めている。
無線は断線等のトラブルがなく、阪神大震災で有用性が改めて見直された。
「地震が起きてしまってからだけではなく、発生前にも役立てないか。前兆現象の情報交換で万一への備えが出来る筈」と狙いを話している。(以下略)。これがきっかけで、当ネットワークが立ち上がった。
初代会長が戴 峰氏だった。


⑤前兆の具体例として数項目、掲載されたが写真感光はすっぽり抜け落ちていた。
常識人の記者は地震前兆でフイルムが感光するなんて絶対あり得ないとカットしたのだろう。
仮にあっても地震で袋が少し破れ、光が入ったと思ったのかも知れない。
この、どでかい震災ではあリ得ない事が現に起こっていたのである。
感光部分は漏洩光ではなくβ線、γ線、宇宙線、ニュートリノ等だった可能性が大である。
当時の新聞記事は現存しているし「前兆証言1519!」にも2枚、載っている。よく見ると、感光部分は光ではない、粒子性、波動性を持つ大きなエネルギーのキセキ、ヒセキだと思う。

尚、ベストセラーとなった「前兆証言1519!」初版出版は、この後の9/10だった。


⑥次に、「ニュートリノと地震」にいささか関係する「東北大メールマガジン」の鈴木厚人先生のページを引用させて載く。

次の研究標的は、今年2005年の7月に発表した地球の内部で作られるニュートリノについての研究です。地球内部で作られる熱・エネルギーは、中心のコアの運動による地磁気の生成、マントルの運動・対流によるプレートの移動、それによる大陸の移動や地震、火山の誘発など、現在の地球の活動状況の根源です。また、現在、何故、地球内部にこれだけのエネルギー源があるのかという疑問は、地球誕生・進化の歴史と密接に関係します。
これらを解明するには、地球内部のエネルギー源や量を測らなければなりません。しかし、ボーリングを行っても深さ~10kmが限界です。これまでの地球内部構造は、主に地震波の解析、隕石の化学組成分析、岩石や金属の高温・高圧実験、地表調査等による間接的な情報を基にして構築されています。一方、地球内部の主要なエネルギー源である放射化熱の発生に伴って放出されるニュートリノを捕まえれば、地球内部の熱源状態が直接検出できる事になります。この考えは50年も前から提案されていましたがカムランドの出現により、ようやく私達の研究で地球の内部からやってくるニュートリノを測ることに成功したのです。
小柴先生は超新星爆発に伴うニュートリノを捕まえて、ニュートリノ天文学という新しい研究分野を創始されました。
私達は地球内部エネルギー生成に伴うニュートリノを捕まえて、ニュートリノ地球科学の道を開いたのです。今後はもっとエネルギーの低いニュートリノの検出を目指して、ニュートリノ物理学、ニュートリノ科学の研究を開拓したいと考えています。

参考。2005年7月23日、ニュートリノを見る地下の目   ~ニュートリノで地球・太陽を診断する~
東北大学大学院理学研究科ニュートリノ科学研究センター教授 井上 邦雄先生の講演があった。
以下は参加者の高校生の感想である(抜粋)。


●地球ニュートリノの観測をする事によって、地磁気が反転する理由や地震を予測する事が将来できるようになるかもしれないと聞き、地球を専門としていない所から、その解明が出来たら面白いと思う。


  略。。


⑦最新の研究によると太陽が暴れるとニュートリノは増大するものと思われる。地球内部のそれとは方向が正反対だからカミオカンデでは容易に区別はつく。
だが電離層の場合は上から、太陽に炙られて電離イオンが増大したのか、眞下からの地球エネが原因なのか、区別は全くつけられない。 
伝播異常が起こっても地震性(地球製)電離層か、太陽製電離層なのか分からない。電離層変化のみの予測は不可能である。
将来はさっぱり当たらない今の予知法は淘汰され、ニュートリノ予知法だけになるやも知れぬ。


⑧12/6にNICTから直接、フレア発生の緊急メールが届いた。新930群が顔を出したのである。途端に大フレアのご挨拶。X9級の大爆発だった。
幾らなんでもこの時期にX級とは‥絶句。
X級の爆発がもう1週間遅かったら、地球はモロに影響を蒙っただろう。何でこの時期に出現するのだろう。これからの暴れが心配である。

「2012年序曲」でない事を祈る。S24のピークが去り、危険な回帰性磁気嵐が頻発する頃に当たる。

チャイコフスキーが「1812年序曲」で描写した(注)フイナーレの如くに、ならぬ様にひたすら、願っている。


これは先輩の黒点リングの後輩である。この巨大リングは発達すると人類絶滅にもつながりかねない等と騒がれたがおとなしくスッと西端に没した。リングは過去にも見られ、形状などからそう、心配はないと見ていた。
しかし今回の930は違った。いきなり、ドッカンである。
サイクル19を経験している私も正直、驚いた。この調子なら、あの語り草のS19を凌駕するかも知れない。


(注)楽曲の性質上、迫力を出す為に打楽器に大砲(爆発音)を使う場合がある。
語り草になったテラークの1812年序曲のレコードの名録音は非常に有名。
音量を上げ過ぎて、高価なスピーカーをブッ飛ばしと人が続出した。
とにかく、その超低音のド迫力に当時、みんな、ドキモを抜かれた。
スピーカーのコーン紙の動きを見ると太陽爆発を彷彿とさせる。
その振幅は限界を越えていた。壊れるのは当然である。