チリ滞在中は、ダーリンのママ、ダーリンの弟、そして弟の奥さん、5歳の男の子がいるお家で、滞在中です。
住んでいる地域は首都のサンティアゴで、それもすごく立地の良い場所で、歩いてどこにでも行ける便利なところです。
さて、ダーリンは今回、チリに来るのは5年ぶり。私は15年ぶり。コロナがなければ、もっと前に来ていたはずです。
ダーリンのママは、ちょくちょくオーストラリアに会いに来てくれてはいたのですが、このコロナで、私達もなかなかチリに行けなかったのです。
そしたら、80歳のママがすごく急に歳を取っていて、おばあちゃんになっていました。
もともとママは、料理もスイーツ作りもお裁縫もプロ以上に上手で、女で一つで、2人の子供を大学まで出して、今は何件も投資用の不動産を持つシングルママ。
すごい尊敬出来る人です。
でも、今年で80歳。ハウルの動く城のソフィーがおばあちゃんになった時似てる。
本当におばあちゃん。
歳は取るものです。
弟夫婦は、二人とも弁護士。
人当たりは良いし、ふたりとも良い人ではあります。
なんだけど、リモートで働いているんだか
いないんだか。
ほとんど働いていないけど、ママの家で家賃はないし、あんまり働かなくとも生きていけちゃうといった感じ。
もちろん、単発の仕事でも、弁護士だから割が良くて生きていけるんでしょうけど
何もしてない。
逆につまらなくない?
というくらい
何もしない日々。
私とダーリンは貧乏性で、それこそ貧乏暇なしなのか、いつも忙しいんです。
私達がアリならば
弟夫婦はキリギリスでしょう。
家は汚いし、シンクにお皿がどっさり。
見ていると奥さんは、ランチを作る以外、何もしてなくて、基本、2階から降りてこないので
弟が、子供の面倒を見ている。
もともと、しっかりしているママ。
料理もすごく上手なんだけど、5歳の孫にこれはあげないでとか、こういうのはキライとかいろいろ言われたらしく。
またお掃除しても、子供がいるから仕方ないっていうのはあるけど、それ以上に、なにも片付けない。
ゴミ屋敷とまではいってないけど、
おもちゃだらけ、ダイニングテーブルにものがいっぱいなので、朝片付けてから、ご飯を食べています。使ったら、元に戻さない。
どうやらママ
あきらめたらしい。
そしたら、何もやる気でなくなっちゃって
物忘れもあったりします。
80歳だから、多少はあるんだけどね。
あんなに器用で、チャレンジしてたのに。
母の日に、プレゼントとバラを買ってあげたら、すごい喜んでくれて
ママのベッドルームにバラを飾ってくれてます。
人間って、そういう些細な事が本当に必要だな
と思います。
今回、弟夫婦を見て、こんなにラクに生きている人がいるんだ。私は今まで、自分でストレス作って、バカだったと思う反面。
掃除、洗濯、料理、子育てをクレイジーの如く頑張ってきた私。でも、それは、私自身の為でもあったのかもしれません。
私自身、きれいな部屋が好きだし、美味しい家庭料理が好きだし、ガーデニングや花も好きだし。
なんか考えさせられます。
でも、もう少し手を抜いても良いかもとも思います。
人間、汚い家でも、冷凍食品でも生きてはいけるんだもんね。
私の実の日本の母も、掃除も洗濯もお料理もできる人で、スーパーお母さんなんです。
自分がいないときは、料理を作ったり、お弁当を作って、出かける人です。
休日でも、朝8時頃にはしっかりお化粧をしてます。
そういうのが普通と思ってたんで、私もそうしてたんです。
あずさにも1日中、パジャマで過ごす事なんてないし、歯を磨かないなんて事もないし。
だけど、弟夫婦の生活。
寝たい時に寝る。起きたい時に起きる。
食べたい時に食べ、食べたくないものは食べない。だから、5歳に男の子も、ずっとパジャマだったり、冷凍食品か、アイスしか食べてない。
大丈夫?
私の生活スタイルは変えないけど、考え方としては、少し力を抜いても良いのかなと。
世の中はもっと気楽に生きてると思いました。
歳を取るということを考えさせられますね。