ファームの経営も7年目
あずさも12月で7歳
ファームもやっと軌道に乗り
あずさも小学1年生
随分、ホッとしました。
ぶっちゃけ、ファームを始めた時は
生活するお金は充分あったものの
これからどうなるのか
ぶどうは、年に1回の収入ですので
綱渡りも良いところ
溺れかけていて、やっと息をしてた
食費、光熱費以外は何も買わなかったです。
あずさの洋服はお下がりだけだったし
必要最低限の物しか買いませんでした。
お友達がたくさんお古をくれたので、助かりました。
スーパーでも、どちらが安いか
10セント安ければ、安い方を買うという日々が
5年位は続きました。
ファームの経営には、1度の請求書がうん百万円や、時には数千万円の請求、10人雇えば、ざっと週100万円以上の人件費ですから、ビジネスローンを組みたくないダーリンは軌道に乗るまでは、節約以上の節約をしました。
周りの人はそうとうケチ、貧乏と思われていたと思います。笑
その甲斐もあって、家とファームのローンは5年で返済。
もう必死過ぎて、何も覚えてないし
逆に思い出そうとすると、トラウマ?って思うくらい辛い事を思い出してしまいます。
ダーリンとも良くケンカしました。
ケンカというより、あずさがいなければ
今頃、日本に帰っていたと思います。
お互いに必死過ぎて、本当に分かり合えなかったです。
あずさが6ヶ月くらいの時は、良く泣いてたし
1人での子育てとファームの仕事。
私は、座る暇もないのに、あずさの夜泣きで寝不足なのに、あずさをおんぶしてファームで働き、ダーリンは、まだあの仕事終わってないの?と言われてキレたり。
海外、ダーリンも外国人、ワンオペ育児、ファーム経営、不安定な生活でした。
ダーリンの笑顔を何年も見ていなかったです。
きっと私も笑ってなかったと思う。
ダーリンを見て、人間が過労死するって、こんなに働いても死なないんだったら、過労死する人ってどんなに働いているの?と思ったくらい。
働く時は1日に20時間くらい働きますから。
もちろん、休みなんてなかったです。
今も大変なんですけど、要領も分かってきたし、あずさも学校に行ってる間は私もあずさの事を考えず働けるので、仕事集中出来るし、精神的にすごくラクです。
やっと、ホッとしたものの
ダーリンも私も人間関係に悩むようになりました。
8時から仕事なのに、8時に家を出て、ファームに来て、トイレに行く
それを毎日言ったりするわけです。笑
そのくせ、この書類にサインを今くれと言うわけです。
On timeで仕事をしないくせに
On timeで自分の事はやりたい
または、夜中にメッセージしてくる人
または、脅してくる人
または、ウソをつくけどバレる人
または、仕事が終わらないのに途中で辞める人
または、仕事中💩ばかり行く人
または、従業員内で金を巻き上げる人
または、物を壊す人
または、仕事中にいじけてポツンと8時間座ってる人
こういう事はいつもの事なのですが
これが1回限りではないので、
7年間も毎日やってると
ストレスで胃潰瘍になりました。
経営者って何をしても
良い人になれないし、お友達になれない。
働いている従業員達はそこで、仲良くなり輪ができるけど、やはりオーナーとワーカーという関係なので、一線があったほうが良いけれど
すごく寂しいですね。
経営者って孤独だなと思います。
何をしても、陰ではいろいろ言われてるでしょうし。(勝手な妄想。笑)
私もダーリンもこれだけ人を見ていると
すごく厳しい目になってしまうのも良くないけど、ウソとかすぐ見抜けちゃうんですよ。
辻褄が合わなかったり、言う事違ったり。
そういう意味では人を信用出来なくなったり。
そういうのを飲み込んで、受け入れて、経営者をしていかないといけないと思うと、雇われていた方がラクだなと思います。
経営者というのは、雇われているより、利益率も断然良いし、拘束時間もないので、勝手に仕事放置して、あずさを習い事に連れて行ったり、先にご飯の下ごしらえだけしておこうとかね、自分の結果を出せば、どうにでも出来るんです。
自営業、経営者というのは、私が目指すバランスのある生き方出来るというのはすごく魅力的。
ただ、お友達が遊んでいても、世の中が休日であっても、病気になっても
仕事優先
仕事の比率はどうしても大きくなります。
ただ、自分で作ったぶどうを
自分で日本に輸出して、自分のブランドを持って、という意味では、仕事は、すごく楽しい。
2分の電話で何千万円と動くギャンブル性のある仕事はアドレナリンが出まくりです。
仕事は楽しい
ダーリンとあーでもない、こーでないと
同じ事を共有して、チャレンジ出来る事
それは1番楽しいです。
あなたの夢を共有してくれて
ありがとう
といつも思います。
経営者は孤独
その部分だけ、受け入れるのに、もう少し時間がかかりそうです。