月曜日、ダーリンとライブに行って来ました
Jonah Matranga
アメリカのシンガーソングライターです
ダーリンが学生の頃、友達と彼の曲を弾いたり
今では考えられないほどスローなインターネットで
彼の画像を見て喜んだり
いっぱい思い出の詰まった彼の曲
もともとメルボルンでライブがある事を知ったダーリン
仕事を辞めても、車を8時間運転しても行くと言っていた
だけど、急遽アデレードにも来る事に
ラッキー
しかも前売り券などなく、ライブと言っても
当日ライブが行われるバーに行き$10払えば入れるらしい
一体、ジョナは何者
私はダーリンの聞く曲は大体知っている
寝るときも仕事中も音楽を聞くダーリン
ずっと一緒にいる私は曲を覚えてる
だけど、名前と曲が一致しない
だから、ジョナが誰だか知らない
ライブの会場は小さくて古いバー
ダーリンの言うとおり
ガラーン
ジョナは気さくな40代のおじさん
ジョナとダーリンはすぐに仲良くなり、いろんな話してました
ライブ会場のバーは最終的に20人くらいになりましたが
お客さんだと思っていた人が前座だったり、音響やったり
結局、本当のお客さんは5人くらい
で前座が2時間で、グッタリ疲れた私
ジョナ早くして
でも、ジョナが歌いだした時ビックリした
前座のバンドやシンガーも上手だったけど
ジョナはCDみたいに完璧に歌う
声量も違うし、ギターの弾き方も、伝わり方も違う
プロだなぁ
ステージに上らず歌うジョナ
ライブ前にジョナが
「何か聴きたい曲はある?」と聞かれたダーリン
「沢山ありすぎて…昔友達と聴いた古い曲」
と答えたダーリン
ジョナが
「スペシャルリクエストに答えて、この曲を歌います。
彼が古い曲と言ったので、デフトンズと歌ったこの曲を」
ダーリンの為に歌ってくれたジョナ
ダーリンが「グラシアス」と叫ぶと
とっても優しい笑顔で「デナーダ」と答えてくれたジョナ
ってか
ちょっと待って
今、デフトンズと歌ったって言った
実は大物
彼がチリにライブに行ったときは
一緒にギターを弾こうと彼のCDにメッセージをくれた
ダーリンは大喜び
で、家に帰ってから知るmimigato
ジョナ実は大物でした
あのデフトンズやインキュバスと一緒にプレイしていた
FARという伝説のバンドのボーカル
全米チャートで4位
有名レーベルを蹴って、自分でやりたいことをやるジョナ
フジロックで日本にも来た事がある
ひえぇー
写真撮っておけばよかった
そんな大物だとも思ってなかったので、写真も撮らず
ジョナは気取っていず誠実な人でした
彼の曲の歌詞を読んだりインタビュー記事を読んだら
ますます彼のファンになりました
どんな境遇にも感謝して、やりたい事をやる
有名レーベルを蹴って、こんな小さなバーで
しかもたった$10のチケット
彼に出会ったことで
何かを教えてもらったような気がします
最近、考えなきゃいけないことが沢山あって
いっぱいいっぱいなダーリンとmimigato
いろんな人がいろんなアドバイスをくれました
正直、逆に困惑して、アワアワしていた私
だけどジョナのようにお金やキャリアや他人の意見でもなく
結局、最終的には自分を信じて、
自分のやりたい事をやればいいのかもしれません
誰が何を言おうとジョナのように自分を信じ、
シンプルに生きる
それでいいのかもしれません
ジョナは全く大物オーラを見せず、気取らずフレンドリー
だけど曲や詞を読むとそのパッションは普通ではないし
彼の生きる姿勢はただものではないです
大物はやっぱり違います
今の私達に必要だったかのような出会い
久しぶりにステキな夜が過ごせました