「あの岬を越えたら 針路を東寄りにとれー! ブルネイに入港だー」




7月30日 正午 

マジャパヒト号は ブルネイの港 に到着しました


海洋冒険家見習いの航海日誌


船で外国に入る場合 ってどうするんですか? 

って思う人もいるでしょう 


やっぱりいきなり港に入っていくのは よくありません
へたすると捕まっちゃいますからね


まずは無線で港湾入国管理局に連絡します


「こちら マジャパヒト号です Mマンゴー Aアップル J ジャム Aアップル Pピーナッツ Aアップル Hホットケーキ Iインスタント Tティー マジャパヒトです どうぞ!」

なんてふうに英語でスペルがわかりやすいように伝えないといけないのですが

よく考えるとホットケーキって日本語英語ですよね…)

これは僕が考えたんですが 暇な人はもっとおもしろいの考えて教えてください
 採用者にはインドネシア産の魚の干物をプレゼント!



事前にこんな船が入港しましよ と連絡をして許可を取っておくともっと簡単になりますね


そうするとパイロットボート と呼ばれる小型船が 港の外まで迎えにきてくれます


その船に案内されてはじめて入港になるんですね


今回はインドネシアの大使館が連絡と手続きをとってくれていたために
すんなりと入港できました


なにはともあれ ブルネイ入国です!




そもそもブルネイってどんな国か 知ってますか? どこにあるのかとかあんまり知らない人が多いと思いますが



ブルネイは ボルネオ島(カリマンタン島)の北部 マレーシア領に挟まれた形で 横幅120kmほどしかない とても小さな国です

アジアで一番小さな国なんじゃないですか 


なんでそんな小さな国が マレーシアとインドネシアに挟まれながら 存在しているかというと

この小さな国の領土には 石油 天然ガス 鉱物などの資源がとてもたくさん埋蔵されている とっても裕福な国だからなのです  「黄金の国 ブルネイ」の異名は伊達じゃありません
 


そしてこの国では今でも王様が絶対の権力をもっています

しかも国民には大人気 政府はしっかりとしていて 国民はそのもとに一つにまとまった 小さいながらもとてもいい国なんですね。




入国した僕らクルーは インドネシア大使の招待を受けて ホテルで久しぶりの真水のシャワーを浴び きれいな服を着て レストランでお食事 


海洋冒険家見習いの航海日誌




その後は バスで夜の町を案内してもらいました 


ちなみにブルネイでは 路上でたばこを吸っただけで 罰金! シンガポールよりも厳しい法律です 

山本船長は 事前にインドネシア人のクルーに
「煙草吸ったら警察に捕まるからな!」 きちんと釘をさしてましたね 


そのせいもあって町中はほんとにきれい

ゴミ一つなく 町中がなぜか ディズニーランドみたいにライトアップされて イスラム文化のロマンあふれる景色 まるでアラビアンナイトの世界です


海洋冒険家見習いの航海日誌


ちなみにこの黄金のタマネギ 

本当の金箔が貼られていて 国王が自分のポケットマネーで国民のために建ててくれた モスクだそうです

アジアで一番安全な国 そして一番きれいな国 「黄金の国ブルネイ」 
ここは本当にすてきな国です♪


こんなアラビアンナイトのような夜も一夜限り


マジャパヒト号は明日にはまた海へ

次なる目的地 マニラに向けて出航です