その1 大海原への誘い | 海洋冒険家見習いの航海日誌

海洋冒険家見習いの航海日誌

インドネシアの古代帆船を復元し ジャカルタをスタート はるばる日本まで航海する「マジャパヒト古代船航海」に海洋冒険家見習い として参加 日本まで辿りつけるか?リアルな航海記?漂流記?太平洋から衛星通信を駆使してお届けです!



 人生の航路を変える"憧れ"という名の熱い季節風は 
       
ほんの一つの言葉をきっかけに吹き荒れることになる…





「今度ジャワ島でマジャパヒト遺跡の発掘をやることになるんだ。」


バリ島在住の友人でダイビング仲間でもある考古学者のSさんが 話はじめたことがきっかけでした
  

マジャパヒト? 


僕もインドネシアはバリ島でダイビングインストラクターとして暮らしてきましたが マジャパヒト王国っていう名前を聞いたことがあるような ないような…


バリ島ヒンドゥー教文化の元になった昔の王国? 

有名な世界遺産ボロブドゥールもマジャパヒト時代のものだったけ?




そして彼は 真新しいそのプロジェクトのパンフレットを見せてくれたのですが 話半分で覗いた僕の目に留まったのは


マジャパヒト王国の歴史やその文化といった項目ではなくて


「マジャパヒト古代船大航海計画」の見出しと 


ひときわ目を引く まるで"倭寇"とか"元寇"とかの時代の帆船のイラストでした


 

海のシルクロードの中継地点として大航海時代に栄えた 
インドネシアマジャパヒト王国の船を現在に再現し 
インドネシアからアジアの国々を回り 日本まで向かう航海を 日本とインドネシア両国の友好プロジェクトとしてマジャパヒト遺跡発掘のプロモーションのために 
海洋冒険家 山本良行氏の指揮の元に行います。



"大航海時代" !?


"海のシルクロード"!?  そしてなによりも


"海洋冒険家"!! 


という単語の響きが 僕の心にまるで嵐の洋上で落雷に打たれたかのような強烈なショックを与えたのでした



その瞬間 僕の心はすでに 


太平洋上に浮かぶ海賊船のさらにマストの上にまでよじ登り 子ザルだったかオウムだったかを肩に乗せ 卒業証書のような望遠鏡を覗きながら

 「陸が見えたぞー!」と叫び出すほどまでに 妄想に飛躍していたのです



海洋冒険家見習いの航海日誌-hello world






僕の 熱に浮かれ よだれを垂らさんばかりの表情を見て 

S氏 意を得たりと



「いいだろ~ その企画 航海行ってみたいんだろ!? ほとんどのクルーは  インドネシア人なんだが ボランティアで海洋冒険家のアシスタントとして動ける   日本人探しているらしいよ。頼んでみるかい? 」



その時の僕の返事のならばどんな一流企業の面接でも受かるだろうという ほどの熱意ある返事だったと思います


「行きたいです。よろしくお願いします!」



そしてその事が 7月にはバリで会おうね!と約束していた遠距離恋愛の彼女との恋路と すでに予約の入っていた夏のお盆時期にくるゲストの旅行予定を大幅に変えることになったのでした。