今日は作曲の授業でした。

何かの拍子にピアノの調律の話になりました。

先生はポップスの人で

ブルーノート…（まだ良くわかってない）を基本に和音を考えるそうです。

そうなると…ピアノで言う半音の間にも音が欲しくなるらしい…

そんなこと考えたこともなかったけど

そういえばピアノとオケで演奏する

ピアノコンツェルトを聞くと

ピアノとオケの音が合ってないように感じと先生に話ました。

それはピアノが平均律で

オケが純正律だかららしいです。

ピアノは１２音を平均で割った音を配置しているので

微妙に和音にしたときにうねりが出るらしい（確かに）

それを１音の中に入っている倍音でカバーしているみたいです。

最近良くレッスンでもピアノは倍音を使おうねって言われます。

確かにドーって弾くと、ソ　と　ミが隠れてるけど…

まだ意味わかってない(´・ω・｀)

でもオケは純正律なのでその時その曲に合わせたピッチを

奏者が手元で調整できるので

ふくよかな音色になるっぽい。

あとピッチが個人個人ちょっとづつ違うので

多彩なピッチが集まってそれもあって

音色に深みが出るようです。

でも純正律だから和音が綺麗に出る。

そうなると平均律で和音を弾くピアノの和音は

和音の音色的には浮くので

混ざるはずもないかと納得行きました。

逆に浮かないと音が埋没してソロが聞こえなくなるのかもしれない。

そしてソリストのバイオリン奏者がオケに入ると

微妙に音が浮くらしいです。

ソロの人が持つピッチとオケのピッチが合わないのかな。

チェロをやってるのでふと思いました。

なんか今日の音ぴんと来ないって日がある。

それはチューナーで基本音のピッチは合わせているけど

指が選んでいる音の位置が自分がこれだと思うピッチと合ってないのかもしれない。

ピアノでもそういうことがあり

練習室をランダムに選ぶと

「うわあこのピアノ変な音」というのがあるけど

ピアノでは諦める他ないところ

チェロなら自分で調整できるから諦める理由がない。

でもピアノ奏者はピッチにむとんちゃくな人も多いらしく

ピアノのピッチが変でも諦めがち…

そういえば最初のほうチェロのピッチを合わせる事自体面倒だったな…と

思い出しました。

私はピアノがメインなので、調律をあらかじめされた平均律の世界に住んでいる。

でもチェロをやりだしたので純正律の世界も知って

音は合ってるけどもうちょっと高め、とか低めとか

先生とアンサンブルするときに和音の取り方を耳で探らなきゃいけない。

でもちょっと待てよ…と思ったのです。

この純正律の世界…このピッチが良いというのは

もしかして生来その人が持っているピッチがあるのかもしれないと

思いました。

何がいい演奏か…はっきり言葉にできなくても

心地よい演奏というのはあって

それはその人の持つピッチ感？というものが

聞く人に取ってたまらなく心地良い…という現象もあるんじゃないかなと

思いました。

つまり自分もチェロを調弦したあとに

今日の音が心地良いか（自分の求める音か）

好きなピッチで弾けてるのか

自覚的に確かめなきゃなと…今更ですが(^_^;)

思いました！

正しい音も大事だけど

調和が取れた和音も大事。

多分この２つで何が正しい音というかは変わるのかなあと漠然と考えて

音の世界は面白いな！(^o^)

平均律と純正律の話で面白いと思ったこと