面接はコミュニケーション。相手の目を見て、質問の意図を読み取る。


前回、面接は自己をアピールする場だから、遠慮せずに押していくことが重要だと言いました。ですが、だからといって相手が求めていないものを押し売りすると、かえって反感を招いてしまいます。相手が欲しがっているものをここぞという時に売り込むことが大切です。そのためには、自分のはやる心を抑え、相手の目を見て相手の考えや要求を読み取らねばなりません。


相手の意図を読み取るには冷静さが必要です。緊張して萎縮していては、相手の目を見ることすらできません。


では、緊張・萎縮しないためにはどうすればよいのか。


まずは、「場慣れ」です。模擬面接を繰り返すことです。


次に、「自信を持つこと」です。自分に自信がないから、萎縮して緊張するのです。では、「自信を付けるにはどうすれば良いのか」。これは次回述べます。


最後に、「結果を気にしない」ことです。「落ちたらどうしよう」というネガティブな気持ちはもちろん、「今年こそ何が何でも受かってやる」というポジティヴな気持ちも意外と失敗のもととなります。「絶対に受かってやる」という思いは試験前日までの準備でこそ生きるもので、当日になってじたばたしても始まりません。


面接がコミュニケーションだということは、面接には正解はないということです。

模擬面接でも、私とやった時はうまくいったのに、塾長とはボロボロだったと言う話(逆も当然ありますが)をたまに聞きます。同じことを言ったつもりでも、相手によっては通じなかったり、悪くとられたりすることがあります。

そんな時、相手の表情や語気、場の雰囲気を察知して、相手の要求にいち早く対応できるか。これはマニュアルではどうにもなりません。コミュニケーションとは本当に難しいものです。


それでも、「熱意があれば必ず通じる」と信じて臨むしかありません。

ご健闘をお祈りしています。



(次回へ続く)


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