今年は早春から、梅・桜・藤 と  花を通して巡り来る季節を感じてきた。

 

さて次なる花は ……  と思っていたところ

「ばぁば、カキツバタを見に行くんだけど、一緒に行かない?」

とお誘いがあり燕子花を観てきた。

 

それにしても『燕子花』とは難しい字を中てたものである。

ツバメが飛んでいるようにも見えるから燕子花、という説もあるやに聞くが、納得もできる(笑)

 

さて、出かけた先は根津美術館

 

                 

 

お目当ては「燕子花図屏風」

美術の教科書などでよく目にした尾形光琳の、あの ”国宝”  !!!!!

燕子花の季節だけの特別公開

(熱海の MOA美術館の『紅白梅図屏風』これも尾形光琳作で梅の時期だけ公開)

期間限定でこのように見せてくださるのは非常に嬉しい !!!

(👇の写真はパンフレットから)

 

     

 

一見  単純な図柄だが、貼られた金箔の量に先ず驚く。

花の色は地味であるのに、色褪せぬ金地のバックのもとでは 華やかささえ感じてしまうから不思議だ。

花の群青・葉の緑青、いずれも鉱物を砕いての色付けを考えると……

下世話で申し訳ないが、この1枚の貴重さ・高価さは半端ではないと思えてくる。

息を止めて観ている自分に気付いて、笑ってしまった😆

 

一方、庭園の燕子花が満開で、こちらも楽しませていただいた。

屏風絵の燕子花はぽってりと大ぶりであるが、お庭の花はスッキリの印象。

 

          

 

よく、美人の喩えに

「いずれ ”アヤメ” か ”カキツバタ”・・・」というのを思い出した。

このうえに菖蒲を加えると、ばぁばなど 一見では どれがどれだか区別がつかなくなりそう……

分からぬということは、美人には関係ないということかもなぁ~

こんなことを考えて、赤っ恥を掻き通しのばぁばでありまする😁😆