ネリとの再戦に敗れた山中選手が引退を表明しました。
負けて引退はよくあることですが、今回はなにかと腑に落ちないことが多かったですね。
1回目の軽量の時、山中選手がネリ選手に涙ながらに言い放った「ふざけるな」と言う言葉が痛く響きました。
僕も学生時代にボクシングジムに通い、プロ選手と共に練習をしていました。
試合前になると過酷なトレーニングと減量の日々で、極限状態の選手たちは殺気立ち目も合わせられないほどでした。
同じジムの先輩は過酷な減量が災いして、リングで意識を失いそのまま命を落としました。
選手たちは極限状態まで自らを追い込んで、命をかけてリングに上がるんですよね。
2.3kg超過、、、
何のためにあれだけの階級が分かれているか。
ありえないですね。無期限試合出場停止処分は当然ですね。
減量も出来ないボクサーに敗れ王者陥落。とても悔しいです。
過酷な減量で逃げたくなることは誰でもあると思いますが、それを乗り越えて最高のパフォーマンスを発揮し勝つことができるからこその王者だと思います。最近は異常なぐらい体重超過になる選手が多いですが、山中選手はこれまでに12回の防衛を行い、すべての軽量で一発OK。これが王者のあるべき姿です。
具志堅用高さんが持つ13回防衛の日本記録まではあと一歩及びませんでしたが、山中選手は5年間も王者を防衛(具志堅さんで3年)し続けたのですから、紛れもないレジェンドです!
山中選手お疲れさまでした!