更生とは、好ましくない状態から立ち直ることを意味します。更正とよく間違えます。更正は、誤りを正すことを指します。たとえば、

少年は更生した→○

登記を更正する→○

といった具合に使います。刑事事件において、弁護士は、この更生という言葉をよく使います。たとえば、「被告人には、被告人のことを見守り手助けをする妻がいるので、更生可能である。」といった具合です。

 

最近、いくつかの更生に関連するニュースを目にしました。まず、野球の清原和博さんが、トライアウトの監督をしたというニュースです。人は、過ちを犯しても、やり直すチャンスが与えられる可能性があることを示してくれました。

 

他方、田代まさしさんが逮捕されたというニュースもありました。田代さんがどうこうというよりも、薬物の怖さがクローズアップされていたように思います。私見としては、薬物をきちんと絶てる人もいるわけですから、怖さは怖さとして、更生に失敗した非常に残念な事例と捉えています。

 

刑事犯罪とは違いますが、伊調馨選手へのパワハラで、至学館大学の監督を解任された栄和人さんが、監督に復任したというニュースがありました。復任の理由として、選手からの要望が挙げられていました。私の率直な感想としては、大学側はパワハラを軽視しすぎではないかと思います。

 

今年、私の愛する広島カープは、ペナントレースを4位で終えました。ペナント中に、緒方監督が野間選手へ暴行行為をおこなったという非常に残念なニュースがありました。私の感覚では、球団は、即座に解任すべきであったと思いますが、当事者が和解したということで監督を続け、今年は最後まで指揮をとり、ペナント終了後、辞任されました。

 

再度のチャンスがどのような形で与えられるのかについて、スポーツがらみの事例をいくつか見てみました。不祥事を起こしながら復帰した人もいれば、復帰できない人もいます。その違いはなんなのか。すこし考えさせられます。

 

その人の人柄や努力の姿勢、それまでの人となり、不正の内容、被害者の意思、社会的状況、さまざまな要因が絡んでいますが、「運」もあるのではないか。そして、スポーツや芸能の場合は、「実力」がもっとも重要な要素なのでしょうね。