今年も暑いですね。

私は、7月ころより、

度重なる体調不良に悩まされました。

これから過ごしやすくなってくれると良いのですが。

 

今日のテーマは、同窓会名簿のお話です。

同窓会の事業といえば、会員の親睦が柱ですが、

その実、同窓会名簿の発行に大きなウエートがあります。

 

私は、広島県の修道中高の出身ですが、

先日、同窓会名簿に氏名、住所等を載せることに

同意してほしいという案内がありました。

私は、同意したのですが、

昨日、同窓会名簿販売の案内が送られてきました。

 

その販売の案内には、同窓会会長の、

「母校・同窓会組織も自身の歴史として大切なもの」

「同窓会存続のためには定期的な名簿作成事業が必要不可欠」

とのメッセージが添えられていました。

私は、このメッセージに賛同しますので、購入する予定です。

 

ところで、同窓会も、個人情報保護法の適用を受ける団体です。

そうすると、同窓会が保有する個人情報を第三者に提供する場合には、

その個人情報の主の同意を得る必要があります。

 

同窓会名簿の作成・販売は、第三者提供に当たりますから、

同意なく同窓会名簿に個人情報を掲載して販売すると、

違法となりそうです。

 

そのため、今回の個人情報保護法の改正によって、

名簿の作成、販売を断念された同窓会もあるのではないでしょうか。

なぜなら、事前に多くの同窓生から同意を得るのは非常に難しからです。

 

さて、実は、母校の動きには、少し気になる点があります。

今回の同窓会名簿の販売の案内に付随して、

住所不明者調査のお願いとして、

同窓会が連絡先を把握していない方の名前が列挙されていた点です。

 

なぜ、疑問に思うかというと、

氏名も個人情報ですので、

第三者提供の同意がないのではないか、

と思うからです。

 

また、これは、同窓会が連絡先を把握していない人の「名簿」であり、

そのような「色」がついている人の「名簿」との意義付けができそうです。

その「色」をどう感じるかは人それぞれかと思いますが、

同窓会に住所不明者とされてしまうことを恥ずかしいこと

と感じる人もいると思いますので、

あまり望ましくないのかなと思います。

 

なお、同窓生が、

知っている人の連絡先を同窓会に伝えることは

個人情報保護法上、問題ありません。

なぜなら、同窓生は、

個人情報保護法の適用を受ける事業者ではないからです。

 

また、同窓会が同窓生から情報提供を受けること自体も適法です。

なぜなら、個人情報保護法が、

取得自体に同意を要求しているのは、

個人の信条や病歴などの要配慮情報に限っているからです。

 

さらにいえば、同窓会は、

同窓生の名簿を学校から取得しているのが通常だと思います。

学校にとってみれば、同窓会は第三者ですので、

今後は、学校側も同窓会に伝えることに同意がいるということになります。

なお、学校が私立であれば、個人情報保護法が、

公立であれば、同趣旨の規定がある個人情報保護条例の適用になります。

 

もっといえば、同窓会がすでに知っている個人情報を用いて、

懇親会や総会の案内を送ることは、

同窓会のHP等で利用目的を明示してさえいれば、

適法です。

 

今日は、同窓会の運営している方向けのやや小難しい話になりました。

しかし、こういった話は、ひっそりと検索されて、

閲覧してくださる方がいますので、

書いてみました。

 

同窓会の運営をされている方は、

本当に大変なご時世だと思いますが、

少しづつでもいいので、

法の趣旨に沿った運営に見直していただければと思います。