刑務所でのティッシュ

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刑務所で受刑者に販売されているティッシュ等の日用品の価格が

高すぎるとして、

大阪弁護士会が大阪刑務所(堺市に所在)に対して勧告を出しました。

 

大阪弁護士会の人権擁護委員会は、

受刑者などの人権が侵害されているとの申立があった場合に、

人権侵害の有無などを調査して、

必要に応じて勧告などを出します。

 

今回、ティッシュ800枚入り594円、男性用パンツ1枚702~1404円、カミソリ4617円

であったといわれています。

 

ティッシュなどの日用品については、刑務所から支給されますので、

それでも足りなかった人が購入する仕組みです。

そのほか、衣類や書籍などは、親族や知人からの差し入れもできます。

支給品では足りない人や差し入れてくれる人がいない場合に購入します。

 

そうして、報道によれば、

こうした日用品を販売する業者は、

全国統一で1社だけの独占販売だそうです。

ただし、5年ごとに業者を選定しなおしているとのことです。

 

同じく報道によれば、ティッシュの市場調査価格(2016年の堺市の平均価格)は、

「320枚入り5箱パック」で261円だから、1枚当たりの価格は約4.5倍にもなる、

とのことです。

私も堺市に住んでいますが、

320枚入(160組)5箱パックが特売で200円位が相場感覚ですね。

最安値は、400枚入り(200組)5箱パックが200円でしょうか。

 

これだけみれば、

安くする手法はいくらでもありそうなので、

刑務所側の怠慢ともいえそうです。

 

しかし、あくまで刑務所ですので、

受刑者にサービスを提供しているわけではありません。

刑務所に価格を安くするような努力をせよというのは、

勘違いもはなはだしいことになります。

 

また、受刑者なのだから、

そのくらいは我慢しろと

いいたくなる人もいるでしょう。

 

さらにいえば、価格が高かったとしても、

一定の支給品はあるのですから、

人権侵害の程度が勧告に値するほど大きい

とは言いがたいようにも思えます。

 

そういう意味では、今回の勧告は、やや異例にも思えます。

 

とはいえ、今回の件は、

価格があまりにも高騰しているから、

勧告を行ったと見るべきでしょう。

 

何事も程度というものがありますから、

ティッシュが市価の数倍というのはやりすぎですね。