先週末にラグビーリーグワンのD1/D2入れ替え戦の第1戦、3試合が行われました。

 

 

○浦安D-Rocks(D2・1位)21-12花園近鉄ライナーズ(D1・12位)●

昨年と同じ顔合わせ。前半は花園が勢いのあるアタックで主導権を握りエリアを支配。浦安はややプレーに精度を欠きペナルティも多く、劣勢を強いられます。しかし、田村の自陣ゴール前からの50-22、そこからのトライは見事でした。

 

後半は選手層、個々のスキル、強さでやや勝る浦安が優位に試合を運び2トライで逆転。ディフェンスも堅かったですね。花園は相手にワイドに展開されるようになると中盤以降は足が止まり、防戦一方に。結局BPを許さず、浦安が勝利を飾っています。

 

○リコーブラックラムズ東京(D1・10位)40-21NECグリーンロケッツ東葛(D2・3位)●

 

D1で上位チームとも数試合で接戦を演じたBR東京が貫録勝ち。フィジカルの強さを活かして接点、スクラムで優位性を保ち、ルーカスをはじめとしたBKが気持ちよくプレーできる体制で序盤から着々とトライを積み重ねていきました。

 

東葛は個々が漫然とプレーをしているような印象を受けました。それでも後半は攻撃面でも目を惹くシーンもあり健闘を見せましたが、最後は突き放され昇格は厳しい局面に。試合後の田中、細田、土井の引退セレモニーはグッときましたね。

 

○三重ホンダヒート(D1・11位)57-39豊田自動織機シャトルズ愛知(D2・2位)●

レベルの高いD1で1シーズンもまれてきた三重が快勝。ここぞという場面での集中力、相手ディフェンスの穴を逃さずゲインを突破していく攻撃力の高さで圧倒。ゴール近くでマイボールでマテーラがいれば、まず間違いないですね。

 

愛知も序盤から積極的な攻めで食い下がり、後半には一時4点差にまで迫るなど健闘を見せていましたが、終盤に入ると疲労からか足が止まり、D1とD2の強度の差を痛感させられました。

 

浦安は見事先勝。BR東京と三重はもう少し点差を広げるかと思いましたが、相手はホストでファンの大きな声援の後押しを受けていること、また昇格に向けたモチベーションの高さの前に意外と苦戦したという印象です。

 

次戦はいよいよ最終戦ですが、東葛、愛知には最後に意地を見せてほしいです。3トライ差、可能性は残っていると思います。花園はホストゲームですし、10点差をつけて勝てばいいのでまだわかりません。泣いても笑っても残り1戦、熱戦を期待したいですね。

 

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