今でも、いずみの会に対してこんなイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。

「自然療法の会」
「玄米菜食の会」
「標準治療を否定する会」

歴代の代表の情報発信が特定のメソッドに偏っていたのは事実です。

そしてそれが入会者を増やした要因であった時代もありました。


現在の運営基本は、

がんに関する諸々の「不安や恐怖、ストレスの緩和」です。

 

そのために体験談を聴く機会、体験者と交流する機会の提供を活動の中心に据えています。

そのなかで経験されたハウツーが話題に出ても、会として特定の理論やメソッドを推すことはしません。療法についての評価もしません。(一緒に考えること、詐欺的なものへの注意喚起はします)


そのような運営を物足りなく思われ「治る」にこだわる方もおられます。

他の患者会(的組織)や当会の会員さんでも「治し方」を探求し、ご自身の経験も踏まえ理論構築され日々実践することが治癒への道という自説をお持ちの方がおられます。

それぞれの説についてとやかく言うつもりは毛頭ありません。

個々の方が何を信じ、何をやるかは自由です。

しかし、多くの患者さんに接してきた経験から、がん治しやがんとの向き合い方のパターンは百人百様です。いずみの会としては特定の理論やメソッドに特化するデメリット(患者さんの考えの相違、取り組んだが結果が出ないことによるストレスや不安の増幅)を減らすことを優先しています。

人間は自説を証明したい心理が働きます。
そのバイアスを適切に取り扱うことは重要だと考えます。

それは、治るチャンスを広げることになります。