弦楽四重奏の真髄!ハーゲン・クァルテット | いずみホールのブログ

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こんにちは。広報担当ヒツジです。

秋の訪れを感じさせるこの頃…と言い始めたい時期ではあるのですが、ここ数日の夏のような蒸し暑さ。カレンダーをめくってやっと10月に突入することを実感しています。

 

さて、その10月最初の公演は「ハーゲン・クァルテット」です。
結成から38年、世界最高峰の弦楽四重奏団として、その名と音色を世界で響き渡らせています。いずみホールでは1993年の初登場以来、数々の名演を残しております。

今回の公演では弦楽四重奏の歴史において重要な役割を果たしたハイドン、バルトーク、シューベルトの3曲を披露します。
このプログラムについて、第二ヴァイオリンのライナー・シュミット氏からメッセージをいただきました。
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ここで私は演奏曲目について個々に解説するのではなく、3人の作曲家を結び付ける特徴であると私が考える点についてお話ししたいと思います。

ハイドンは明らかに「啓蒙時代の申し子」と言えます。ナポレオンがヨーロッパの大半を勢力下に置いた時、すでに高齢になっていたハイドンは、ハプスブルク帝国が一時的に力を失ったことを批判しつつも、自らは精神の自由を謳歌していました。シューベルトはフランス革命の最中に生を受け、善悪を議論しながら成長しました。そして、ナポレオンの敗北後にオーストリアが時計を巻き戻すように以前の状態に戻ったことにひどく失望しました。

バルトークの政治的姿勢は、彼が33歳の時に始まった第一次世界大戦の惨状に大きく影響されています。

彼らの音楽の中にこれらの政治的出来事を「聞きとる」ことができるでしょうか。私はそのようなことはないと思います。今回演奏する3つの作品のすべてに私たちが聞き取ることができるのは、善良さ、人間味、そして美の追求であると、私は強く確信しています。

人間の基礎的体験 -- 始まりと終わり、緊張と弛緩、思考力の発達、変容、等々 -- を表現する、音楽という共通の言語で、

しかし、3つの異なる語り口で。ハイドンとシューベルトのそれはよく似ています。バルトークはそれらとは違う語り口ではありますが、ハイドンが後進に残した足跡を明白に踏襲しています。それは、形式、調性、和声の力はもとより、人間性と高潔さを強く追い求める心です。

ライナー・シュミット

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今回の公演はいずみホールフレンズのみなさまにとって、1年分の会費がお得になる特別価格をご用意しています。

そして、現在会員でないみなさまが、ご購入時にフレンズに入会いただいてももちろん、特別料金になります。つまり、一般価格と同料金で"チケット&1年分の会費"となりますので、ご入会のチャンスです。
 

公演は今週金曜日。みなさまのご来場、心よりお待ちしております。

 

ハーゲン・クァルテット

2019年10月4日(金)19:00開演

●演奏曲目

 ハイドン: 弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調 op.76-3 「皇帝」
 バルトーク: 弦楽四重奏曲 第3番 BB93 
 シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調 op.29-1, D804「ロザムンデ」

●料金 

 一般=¥6,000 学生=¥3,000

 いずみホールフレンズ会員特別価格 =¥4,000

http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1874&y=2019&m=10