5人の若手オルガニストが語るプログラム | いずみホールのブログ

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日本オルガニスト協会といずみホールが共催するオルガンフェスティバル「オルガンの未来へ」の最終日には、関西出身の若手実力派オルガニスト5名が登場します。

5名は、オルガンの国際コンクールの覇者ばかりキラキラキラキラキラキラ

国内外で研鑽を積み、活躍の場を広げる彼らが、世界で認められた技術と音楽性を披露するステージにご期待ください。

 

プログラムは彼ら自身が組み立てましたルンルン

今回は、その選曲意図をお届けします目 (演奏順で掲載します)

 

 

宝石赤桑山彩子 

  京都府出身/第6回ゴッドフリート・ジルバーマン国際コンクール(ドイツ)第1位

    C.フランク:オルガンのための3つのコラール 第1番 ホ長調 M.38

作品が素晴らしいことはもちろんですが、いずみホールのオルガンにとても良く似合う作品と思い選びました。

フランクの作品は特にオルガンのスタイルや音色が重要で、フランクが思っている響きを得るためにはオルガンを選ばなくてはなりません。

フランクの作品といずみホールのオルガンは相思相愛の関係にあると思います。

 

 

宝石緑長田真実 

  兵庫県出身/第12回ゴッドフリート・ジルバーマン国際コンクール(ドイツ)第1位

  J.S.バッハ:平均律曲集第2巻より 前奏曲 ニ長調 BWV874

  M.レーガー:楽興の時 op.69-4

  F.メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ op.35-6

オーケストラ作品やピアノ作品などオルガンとは違った楽器のためにかかれた作品であっても、それをオルガンで弾いてみるとまた新しい発見があり、オルガンという楽器のもつ可能性の大きさに驚かされます。

さらに同じ作曲家のオルガン作品と比べてみると、その作曲家の趣向や作風、表現したかったものや当時の時代背景などが浮かび上がってくるようです。

今回のプログラムでは、ピアノやチェンバロで馴染みのあるバッハの平均律やメンデルスゾーンのピアノ作品を取り入れましたので、オルガンならではの味わいを感じ取っていただけると大変嬉しく思います。

私自身、いずみホールのオルガンでこのプログラムを演奏させていただけることをとても楽しみにしています!

 

 

宝石紫三上郁代 

  大阪府出身/第9回タリヴェリディエフ国際コンクール(ロシア)第1位

  N.グリニー:讃歌「めでたし海の星」

  C.トゥルヌミール:「復活のいけにえに」によるコラール即興曲

  T.エスケシュ:エヴォカシオンⅡ

今回のプログラムは全てフランスの作曲家による作品です。

作曲された時代はフランス古典と近現代で離れていますが、フランスのケーニヒ社によって造られたいずみホールのオルガンで、フランスのオルガン音楽の響きをお届けできれば幸いです。

 

 

宝石白北村あゆ美 

  広島県出身/第10回アルクマール・シュニットガー国際コンクール(オランダ)第1位

  C.ニールセン:コモーディオ op.58

日本、こちらドイツでも演奏される機会の少ない作品かもしれません。
2011年のオーデンセで行われたカールニールセン国際オルガンコンクールで演奏する予定の作品でした。

予選の合格通知を受け取り希望に満ち溢れていた一週間後、あの東日本大震災が起こり、放映される衝撃的な映像にただただ狼狽える日々が続きました。

それでも日本人参加者として責任もってやり遂げたいという気持ちで音楽に向かう努力をしましたが、

特にこの課題曲、激揺、混沌という意味をタイトルに持つ「Commotio」という作品と向かい合う事が出来ず、追って知らされる様々な情報に心が痛み、コンクール出場そのものをキャンセルしてしまった経緯があり、いつかそれを乗り越え演奏出来たらと願っていた作品です。

 

 

宝石ブルー冨田一樹 

  大阪府出身/第20回バッハ国際コンクール(ドイツ)第1位

  J.S.バッハ:前奏曲 ハ長調 BWV547/1

         《われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ)BWV639

         《われいずこに逃れ行かん》BWV646

         フーガ ハ長調 BWV547/2

「バッハ国際コンクールで優勝者である冨田一樹には是非バッハを演奏してほしい。」というお声を頂き、バッハの作品3つを取り上げました。
まず、フェスティバルの最後として相応しい音楽を考えた結果、ファンファーレ風の前奏曲と合唱風のフーガを持つ華やかな作品BWV547を選びました。他の2つのコラールは、いずみホールのパイプオルガンが持つ、繊細で詩的なパイプの音色に合うように選曲しました。

 

 

彼らが、フランス・ケーニヒ社製のいずみホールのオルガンをどのように奏でてくれるのか、楽しみです。

同じ楽器でも奏者によって音色が変わるのがパイプオルガン演奏を聴く楽しみです。響きの違いにもご注目ください。

お求めは、いずみホールチケットセンター(06-6944-1188/10:00~17:30 日・祝休業)にお電話を頂くか、

こちらよりネット注文も可能です。(24時間対応可能です)

 

2019年8月31日(土)15:00開演

関西出身若手オルガニストによるガラ・コンサート

【出演】北村あゆ美、桑山彩子、冨田一樹、長田真実、三上郁代(パイプオルガン)

【料金】一般=¥3,000 学生=¥1,500

【主催】いずみホール[一般財団法人住友生命福祉文化財団]

【共催】一般社団法人日本オルガニスト協会

【助成】文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会、大阪府芸術文化振興事業