ヴィオラ・ダ・ガンバってどんな楽器?《前編》 | いずみホールのブログ

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こんにちは。企画担当ヒヨコです。

突然ですが…みなさま、「ヴィオラ・ダ・ガンバ」はご存じですか?

11月にスタートする古楽最前線!のVol.3「スペイン再発見」で登場する弦楽器です。

その名前を聞いた時は「ヴィオラの親戚?」と思っていたので、はじめて写真で見た時、チェロのような大きさにびっくりしました。

しかし、チェロはヴァイオリンやヴィオラと先祖が同じ弦楽器なのですが、ヴィオラ・ダ・ガンバは全く異なるルーツを持つ弦楽器なのそうです。

この​​​​​未知の楽器についてヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の方にお話を伺ってきました。

以下のファミ・アルカイ氏の写真を参考にヒヨコが間違えてしまった現代のチェロとヴィオラ・ダ・ガンバ(以下ガンバと省略します)を比べながら、お話しします。(ⒸJavier Díaz de Luna)

ヴィオラ・ダ・ガンバの名前はイタリア語です。”ガンバ”とは「脚」という意味で、脚に挟んで演奏します。

チェロも昔は足に挟んで演奏しましたが、今は底にエンドピンが付いていますので、足で楽器を支えることはありません。

トレブル、テナーなど楽器大きさによって音域が異なり、脚に挟んだり膝に乗せたりして演奏します。ちなみに、バス・ガンバがチェロと同じ音域となります。

 

見た目に注目してみますと、ガンバはチェロに比べると"なで肩"です。コントラバスはガンバの仲間の楽器になりますので、確かに“なで肩”です。


ガンバの弦の数は6本もしくは7本が主流、チェロは4本です。

このアルカイ氏の楽器は7弦ですね。美しい装飾や彫刻が施されています。これは女神の頭部でしょうか??

ギターのようにフレットがあるのもチェロとの大きな違いです。

 

楽器の胴体に空いている穴のかたちも、チェロはヴァイオリンなどと同じアルファベットのfのかたち(F字孔、Fホール)ですが、ガンバはアルファベットのCのかたち、C字孔(Cホール)です。

 

弓の持ち方も異なります。チェロは上から弓を掴んで演奏しますが、ガンバは下からすくって、お箸を持つように弓を持って演奏します。

 

よくよく見てみると、見た目だけでも色々な違いがあります。

チェロに似ている、なんて思った自分が恥ずかしいです汗

 

ヴィオラ・ダ・ガンバについて興味が湧いて来た…というみなさまは是非、11/11の公演で実際の音色を聴いて、ガンバの魅力を新発見きらきらして下さい。


少しですが、以下のページで演奏予定曲を試聴していただくこともできます。

http://www.izumihall.jp/schedule/concert.html?cid=1694&y=2018&m=11

 

【公演情報】

古楽最前線!躍動するバロックVol.3「スペイン再発見」

●日時

2018年11月11日(日)14時開演

●出演

ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 

アカデミア・デル・ピアチェーレ(古楽アンサンブル)

●料金

一般=¥5,000 学生=¥2,500

●お問い合わせ

いずみホールチケットセンター 06-6944-1188(10:00〜17:30日祝休)

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