皆様、いつも有難うございます。臨時国会は8月7日に閉会。
次期臨時国会は10月中旬~12月中旬と予想されています。

●社会保障の3党協議「離脱」

今回の離脱は、社会保障改革を協議している「三党協議」の離脱なのですが、多くの方が消費税率引き上げを決定した「三党合意」からの離脱と誤解されているようです。

表現が似ていてややこしいのですが、我々が求めていたのは、後期高齢者医療の廃止、年金制度の抜本改革、など。しかし政府の社会保障国民会議の報告書が、我々の核心的な提言部分を取り入れなかったために、協議を打ち切りました。

介護の要支援1・2の地方移管、1割の自己負担割合の2割引き上げなど負担増ばかりの内容では、将来不安は解消しません。
与党がこの法案を秋の臨時国会に出すということで、そこはしっかり対峙し社会保障の充実を訴えるためにも離脱となりました。
ただ私が政府の子育て政策「5年で40万人の保育利用者増」に賛同しているように、全て反対ではないことはご理解ください。

●戦没者慰霊

8月は原爆の日、そして終戦記念日。
日本国民として、あの戦時中と終戦・復興において苛烈な体験をされ散華された、また深い悲しみに遭われた、全ての先人に思いを馳せ心静かに慰霊と平和祈念を行う時期でもあります。
戦没者遺骨収集に関わってきた私も、特に感慨深い時期。

真に慰霊と平和祈念の思いを持つならば、その形は国民それぞれで様々で良い。武道館での式典もあれば、千鳥ヶ淵墓苑への訪問も、
TVに向かっての黙祷も、親族のお墓参りもあるでしょう。
それぞれの宗教施設への参拝もその一つ。

ただ、我が国は「信教の自由を保障し、宗教上の行為、祝典、儀式、行事に参加することを強制されない」国です。特に政治家は、靖国参拝など宗教行為の有無で愛国心を判別しようとしたり、政治問題化させたりする風潮を作ってはならないと考えます。