前回のふくらはぎ【下腿三頭筋】に引き続く第3回目は、

 

ももの裏側にある筋肉【ハムストリングス】となります。

 

 

 

このハムストリングスという筋肉は、上の図にもあるように、

・内側ハムストリング(半腱様筋、半膜様筋)

・外側ハムストリング(大腿二頭筋)

の3つの筋肉が合わさってハムストリングスと呼ばれています。

 

ちなみにこのハムストリングスという名称は、俗にいう「ハム」とほぼ同義です。

ソーセージやハムの、ハムですね。

食べ物のハムは、豚のもも肉を使用しており、ハムストリングスの頭をとってハムと呼ばれるようになったそうです。

 

この筋肉ですが、日常生活の様々な場面で活躍する筋肉で、筋力としても、柔軟性としても重要になります。

まず筋力としては、

・歩く際のブレーキ作用

・同じく歩く際やランニングの際に蹴りだされた足を前に引き付ける作用

・立って体重を支える際に、膝がガクガクしないように調整する作用

などが挙げられます。

このハムストリングスが上手く作用することで、スムーズな膝の運動が可能になります。

前十字靭帯など、膝の重要な靭帯が傷んだ際にも、このハムストリングスを鍛えることで靭帯の機能を代償することができます。

 

あと、筋力以上に重要なのが柔軟性の部分です。

このハムストリングスが硬くなってしまうと、日常生活の中で多い座る・立つ姿勢に影響して、腰痛をはじめとした身体の不調の原因に繋がります。

ちょうど、上記の図のような猫背の姿勢になります。

このハムストリングスをしっかりとストレッチして柔らかくしておくことで、猫背の姿勢から背筋を伸ばすことができ、腰痛の予防に繋がります。

反対に、腰痛のある方は、総じてハムストリングスが硬いことがほとんどです。

 

上記のように、日常生活の中での様々な姿勢に影響する筋肉の代表となるハムストリングスですが、股関節と膝関節の2つの関節にまたがるくらい長い筋肉のため、2関節筋(もしくは多関節筋)と呼ばれます。

前回のふくらはぎの筋肉でも触れましたが、腓腹筋もこの2関節筋に含まれます。(腓腹筋は足関節と膝関節にまたがります)

この2関節筋ですが、主には関節の安定・姿勢の制御に関わります。要は、この2関節筋が硬くなったり筋力が低下すると、バランスが悪くなったり姿勢が悪くなったりするということです。なので、この2関節筋はよくストレッチしておくことが重要となります。

一方で、1つの関節しかまたがらない筋肉のことを単関節筋と言いますが、その話はまた次回以降にできればと思います。

 

ではまた次回!

次回は腹筋の話を予定しています。

今年もよろしくお願いします。