こんにちは。
キャリアコンサルタントのいずみんです。

 

平日昼間は

人材エージェントで働いています。

 

前回「仕事の歓び③」で

水を得た魚のように

転職支援を楽しむ私の様子を綴りましたが
 

あれから3年後…
 

私はある壁にぶち当たっていました。
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月に40-50名の求職者と面談、

「GCDF-Japan」というキャリアカウンセラー資格も取得し

それなりに自信もついてきた私✨

 

ある日

Sさんの登録面談を担当します。

 

 

「看護師はもうやりきったから

 事務職に転職します!」

 

と断言する彼女。

でもよくよく話を聞いてみたら…

 

 

「本当に転職して、辞めちゃっていいの?」

 

…あなたは、病院のお仕事が大好き。

 体はキツくても、やりがいを感じている。

 ただ、チーフとうまく意思疎通ができなくて

 ツラいんだよね

 

 ほんとはわかってほしいんだよね😢

 (わかるよーその気持ち)

 

胸の奥から溢れる声を、私はぐっとこらえます。

 


しかし…ついにこらえきれず

口にしてしまったのです💦
 

このまま病院を辞めたら

きっと後悔するんじゃない?

 

一旦戻って、チーフに

 

「申し訳ありませんでした。

 これからも一緒に頑張っていきたいので

 もう一度●●について

 話をさせてください。」

 

って言ってみるのはどう?

 

そのうえで

どうするか、もう一度考えることもできますよ。


Sさんはぽろぽろ涙をこぼし

私も思わずもらい泣き

 

「ファイト🙌」とお見送りした後

達成感に満ちた顔で

私はオフィスに戻りました。

 

 

上司に

「ずいぶん長かったね。

 どんな方だった?どこかご紹介できそう?」と問われ

 

 

「いや、転職しないほうがよいと思ったので

 応募書類はお預かりせず

 

 いまの仕事を続けたほうがよいと

 アドバイスして

 お帰りいただきました~」

 

と答えた途端

 

 

 

「バカもーーーーん!!」

 

 

 

波平さんばりに

顔を真っ赤にして、私を怒鳴りつける上司。

 

固まる同僚たち。

 

「あっけにとられ」ポカーン顔のまま

私は別室に連行されました。

 

 

え?

私、なにかいけないこと言った?

クライアントにとってベストな選択を提案する

それが私の使命でしょ?

 

 

お前はカウンセラーじゃない。

この会社の社員だ。

お前の給料はどこから出ている?

 

求職者の方が転職決まって

発生する手数料だろ?

(生々しくてゴメンなさい💦)

 

1時間ただ話を聞いて

そのまま帰してどうすんだ!

お前はただの給料泥棒。

 

使命を果たしたいなら

ウチを辞めて

ボランティアでやれ!

 

(私はそのままトイレ直行、号泣)

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■「転職」は手段のひとつでしかない

 

当時はまだ若くて、青くてわからなかったけど

今はわかる。

 

上司が正しい。

 

人材エージェントは

お悩みを聞き、解決する場所ではなく

「転職」という手段で、問題解決を提案する場所。

 

残念だけど

 

私、このままでいいのかな?

 

このままじゃ嫌だけど

どうしたらよいかわからない…


こういうお悩みに対して

私はここの社員である限り

なにもできない。

 

「転職して」理想の未来を実現しましょう!と

提案することしかできない。

 

 

この現実を知り

私はかなりショックでした。

 

そしていつしか

 

「ひとりのキャリア支援者として

(面談数とか成約件数とか関係なく)

 

 根本のお悩みに寄り添ったり

 転職以外の選択肢もご提案できないかな

 

と考えるようになりました。

 

 

■「お話会」を開催します!

 

ずいぶん時間がかかりましたが

長いことあたためていた思い

 

ひとりのキャリア支援者として

 根本のお悩みに寄り添い

 その方にとってベストな働き方を一緒に考える

 

これを私個人として

始動させたいと考えています。

 

まずは

過去の私自身が抱えていた

 

「私、このままでいいのかな?」

 

このままじゃ嫌だけど

 何ができるか、どうすればよいかわからない」

 

など

アラフォー頑張り女子あるあるを

 

気軽に相談できる場をつくります。

 

ここには「安心して」

相談に来てくださいね!

 

詳細は明日、こちらのブログでご案内します。

 

どうぞお楽しみに♪♪