参院選はどうなるのか?

 

今年は統一地方選と参議院選挙が重なる「選挙イヤー」になるので、新年の挨拶訪問をしていても選挙の話題になる事が多い。

 

また、週刊誌等でも参院選などの分析記事がいち早く出ている。わりかし、安倍総理支持でもある産経新聞社の雑誌「正論」にも「日本一早い!? 夏の参院選 徹底予測」と題して「野党統一候補なら自民惨敗」という記事を載せている。内容は割愛するが、週刊誌等の論調はそのような記事が多いようにも伺える。また、新聞各紙も統一地方選と参議院選が重なる今回の参院選挙は与党に不利ともとれる論調を展開している記事が多いようにも感じる。

 

はたしてどうなのだろうか?

 

「自民惨敗」という煽り記事は、野党統一なら2007年の「逆転の夏」の再現をイメージしているのだろうが、イメージはイメージでしかない。

 

2007年、2016年、2019年のそれぞれの参議院選挙を比較する上で、役に立つのが新聞社が加盟する日本世論調査会が年末に実施し、翌新年に掲載する世論調査だ。

 

逆転の夏が起こった2007年は、

参院での投票先を

自民41%

民主24%

公明5%

共産3%

社民2%

なし16%

と示している。

 

野党が候補者を一本化した2016年は、

参院での投票先を

自民42%

民主11%

おおさか維新5%

公明5%

共産4%

維新の党2%

社民1%

自由1%

なし22%

と示している。

 

今回の2019年は

参院での投票先を

自民43%

立憲12%

公明4%

共産3%

国民2%

維新2%

社民2%

希望0.5%

自由0.4%

なし25%

と示している。

 

今のままでは、2007年の再来はない。よくて、2016年に毛が生えた程度にしかならない。

 

多くの野党が頭が固いのか、2016年の野党共闘のような一人区での一本化をすれば自民を追い込めると勘違いしているが、2016年1人区は11勝21敗で三分の二を自民党に取られている。

 

野党が勝つには、従来の野党共闘路線ではなく保守系を巻き込んだ一本化と、「投票したい政党・候補者はいない」という25%という人々の期待を受けるようなワクワク感をどう与えるかだ。

 

「投票したい政党・候補者はいない」と回答した人は2007年時より、9%も増えている。この9%に狙いを定めた戦略と戦術を野党は一番に考えるべきであり、統一地方選、参院選が差し迫ったこの時期においては、もう橋下徹氏が提唱する野党間の予備選実施しかない。

 

ただ、これも今の野党の体たらくではないだろう。

それを見越してか、日本世論調査会の2007年時にあった党首力の調査は、2007年時・2016年時にあった参院選への関心の調査等は今回は行っていない。

 

週刊誌は別として、新聞各社も今のままでは結果はほぼ決まっているとみているのだろう。

 

ちなみに「与野党伯仲を期待」は2016年の54%に対して、2019年は53%へとダウンしている。

 

https://www.news-postseven.com/archives/20190104_836128.html