TPP交渉が最終局面に入りそうです。



今朝の産経新聞によると、日本以外の11ヶ国が自由化率100%近くで最終調整をしているという記事がありました。



このままいくと、日本が「聖域」と言っていた分野での、「聖域」確保もままらなくななるのかもしれません。


http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140220/fnc14022009530004-n1.htm  



特に、最近のTPPに関する報道をみていると、日本政府が「聖域」と言われる牛肉、豚肉の分野でも譲歩する姿勢がみられてきている。



このTPPの弊害に関しては、これまでもこのブログで述べてきているので、今さら述べませんが、当初から予想されていたシナリオどおりになってきているように思えます。



私は、これまで一貫してTPPの交渉参加に反対してきましたし、交渉参加すれば抜け出すのは困難だと言い続けました。



しかし、国民が自民党政権を選択し、その自民党政権がTPP交渉に参加の判断をくだしました。



そして、予想されたシナリオのように、アメリカや交渉参加国から様々な要求を突き付けられる結果となってます。



しかしながら、我々が考えなければならないのは、ここまできて、我が国だけが離脱する事が果たして許されるのか?そして、その判断は中長期的にみて国益にかなうのかという事です。



最終的に、どうなるか分かりませんが、ここで日本だけが交渉から離脱をすれば間違いなく間違ったメッセージを送ることにつながると私は思っておりますし、それにともなうリスクを我々は覚悟しなければなりません。



このTPPを巡る交渉は最近ではテレビのニュース等で扱われなくなってきているので、関心を持ち続ける人々が少なくなってきているように感じますが、このTPP交渉の行方は注目です。



「聖域」を守るという言葉が、最終的にはどういう結論になるのでしょうか?