兄貴の話について書いていた時に「私は(霊的な意味で)目はよくない方だと思います」みたいなことを書いていて、少し思い出したことがあるのでちょっと脱線します。
子供の頃、主に母の説教が長いとき。
ずーっと母を見つめていると、母の身体の周囲に白く光るモヤモヤが見えることに気づきました。
この不思議なモヤモヤについて母に訊いたところ、「光の加減で残像が見えてるんじゃない?」とのことでしたが。
それにしては家具の周囲にはモヤモヤが見えないのです。
母には見えないらしく、しつこく聞いても怒られるだけだったので、これも兄貴のことと同じで人には聞いてはいけないことなんだと思って誰にも聞かないようになりました。
しかし大人になってテレビを見ていた時、オーラが見えるという芸能人がテレビで話していて「もしかすると、アレのことなのかも!」と思いました。
その人は色がついて見えるらしく、「〇〇さんは金色!」みたいに出演者のオーラの色について話していました。
私にはどの人も全員、白に見えます。
ちなみにテレビでは「金色は芸能人のオーラに多い色」なんて言っていて、なら
凡人のオーラは何色が多いんだろう?
とか思いながらぼーっと眺めていた覚えがあります。
それから何年かして、二十代の時に出会った知り合いがオーラが見える人でした。
その人は特に霊感があるわけでもなく、修行したわけでもなく、スピリチュアルな知識があるわけでもないけれど、何故か見えるようになったんだそうで。
その人はデザイナーさんでした。
余談ですが、私には絶対音感があります。
音楽を聴くとドレミの音階で綺麗に聞こえてきます。
でも、母や弟は楽器の音が高さを変えて全部同じように聞こえてくるだけだと言います。
長年音楽をやっている私が楽器の音を聞くとドレミで聞こえてくるのと同じように、
長年絵を描いているデザイナーさんには、あの不思議な白いモヤモヤがカラーで見えるのかもしれません。
いずれにしろ、自分が見たり聞いたりしているものは他の人も同じように見えたり聞こえたりしているとは限らない…ということをつくづく思い知った出来事でした。
なお、その時その知り合いに見てもらった私のオーラはラベンダーみたいな淡い紫だそうです。