みなさんこんばんは
井澤美香子です


こんな夜中に
しかもめちゃくちゃ久しぶりにブログを更新してすみません(笑)


別になにをお知らせするってこともなくてですね、自分の中に湧き上がってきた感情や気持ちがあったらその都度言葉にして残しておきたいとブログをやってているのでちょっと更新しようかなとおもいました
なので深読みせずさらっと受け止めてもらえたら嬉しいですチューリップ赤


昨今、新型コロナウイルスの蔓延により様々な変化が起こっていることをみなさんも体感しているかとおもいます
そんななかTwitterを見ていたら、先ほど『新宿ゴールデン街劇場』が閉鎖というニュースを目にしました


各小劇場は言わずもがな打撃を受けているんだろうなとおもってはいましたが見知った劇場の閉鎖というお知らせはやはり特別心動かされるものがありました


『新宿ゴールデン街劇場』にお世話になったのはもう何年前だろう…高校1年生か、2年生のとき、当時通っていた養成所の発表会が行われた場所でした
初めて学校以外の劇場での公演だったのですがチケットを買ってくれるようなファンの人ももちろんおらずクラスメイトに頼み込んで来場してもらっていました(お友達優しい…にゃードキドキ泣)


そんな身内規模の小さな小さな公演でありましたが終演後、なぜかわたし宛に身に覚えのない一冊の大学ノートが届けてられていました


新品の大学ノートをおそるおそる開くと初めのページだけにこんな記述が……
『ブログでいつもコメントしているものです、コメントではいけないと言いましたが都合がついたのできました、お疲れ様です』と


もう昔のことなので細かい言い回しは忘れてしまいましたが淡白でありながらも温かさを感じたことを覚えています、拙い発表会でしたので今おもえばとても恥ずかしいですが結果この公演が、わたしがお客さまをはじめてお呼びした記念すべき舞台となったのでした


……と、言いつつも日々様々な感動と出会うたびに埋もれていき正直そんな出来事があったことはすっかり忘れてしまっていましたあせるいまのいままで


それが劇場閉館のニュースと共にブワッと鮮明に蘇ってきたのです、それだけでなく舞台のステージや、そこから見た客席や友人の顔、その時の演目や演出、ずっと奥にあった記憶が急にひっぱり出されたかのような気持ちです


これも劇場という〝場所〟があったから思い起こせた思い出です、きっと今日のようなニュースでなくても近くを通りがかったり、劇場の名前を聞くだけでもこのようにきっかけさえあれば思い出されたでしょう


しかし今回、その〝場所〟がなくなってしまうとのこと……わたしの思い出はわたしの中だけにしかなくなってしまうようで、忘れてしまうともう2度と巡り合えなくなるような気がして心もとないです


忘れないように努めればいいだけのことじゃないかと思うかもしませんが、例えば昔住んでいた街や学校に足を踏みれただけで心くすぐられるものがあるように思い出がそこに染み付いているという表現が近いかもしれません


だからいまはなんだか切ない気持ちです
お世話になったのはたった1日だけの劇場ですからわたしなんぞが思いをしたためるのもおこがましいですが、きっとあの場所にはわたしだけでなく沢山の、数えきれないほどの表現者と観客の思い出が詰まっているんだろうなと思うとなんだか胸が熱くなります


初心忘れるべからずとはよく言ったもので
今日の出来事でより一層、いつも劇場や会場に足を運んでくださるみなさんへの感謝を改めて感じています
わたしの演劇人生も着実に道を進み続けています、そしてこの先ももっと長い道のりを歩んでいきたいなと希望と覚悟をわたしは持っています


チケット1枚は決して安くはありません
ですが
そんな熱い気持ちを感じたいとおもったら
ぜひわたしに会いに来てくださいね
きっとあなたの人生にも思い出の彩りを添えられるはずです


直近だと9月より舞台アサルトリリィの公演も予定されております、先の状況の読めない現状ではありますが、会場の変更や稽古の調整など各方面厳格に対応してお客様をお迎えできるように準備を進めております!
なのでどうか無事に幕を開けられることを願っています、わたしも対策したうえで来る稽古に挑みたいとおもいます


なんだか書き始めたら長くなってしまいましたし、神妙な文体になってしまいましたがわたしは元気ですので安心してくださいねブーケ1ブーケ1

 
これもまた長い人生の思い出の1ページということで
思い出の劇場へ感謝の気持ちを持って締め括りたいと思います


ということで
おやすみけなさい
明日もぱにゃにゃんだー!!





*みけ*