カラダの中と外から美肌＆ヘアケアを考える
シャンプーソムリエこと関川忍です。
僕のブログを覗いていただきありがとうございます。
あなたにとって何か得る物があれば・・・と思って
心を込めて記事を書かせていただいております。
芸能人や著名人も次々と新型コロナウイルス感染者としてNEWSで報じられています。
症状は様々ですが、身近なところや知っている人が感染するとまさか！
と思ってしまいます。
新型コロナウイルス感染の症状は３つの段階があります。
ステージ１
潜伏期間が平均５日間（１〜14日間）
●体温がそれほと上がらず倦怠感が続く
●嗅覚、味覚障害
●発熱、咳、たんが出る、のどの痛み、鼻水、一部下痢
などの症状が約 7 日間続き、約8割の患者は自然に軽快して治癒。
ステージ２
2割の患者は肺炎を合併します。
特に高齢者や基礎疾患がある方が肺炎を合併しやすいと言われています。
この「高齢者」の区分には明確な法的設定は無いために、調べて集計すると75歳前後が境目の様です。
ステージ３
肺炎に進展した患者の一部の方は、重篤化して集中治療や人工呼吸が必要となります。
この様な３段階で症状が変わっていきますが、第一にかからないこと！！
第二に万が一かかった場合は軽傷で治癒させること！！
では無いでしょうか？
そこで、かからないための予防法をデータ的な背景を踏まえて考えてみたいと思います。
新型コロナウイルスの弱点
エンベロープウイルス
代表的なウイルス：新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、エイズウイルス、ヘルペスウイルス
ノンエンベロープウイルス
代表的なウイルス：ノロウイルス
エンベロープウイルスは、アルコール消毒剤によってエンペロープ（膜）が破壊されダメージを受けるため、アルコール消毒剤はこの特性上有効であることが理解できます。
アルコール消毒をやり続けると手がカサカサしてしまう経験がある方もいるかと思いますが、その理由は手の皮脂膜（脂肪）や角質層（タンパク質）がアルコールによって破壊されたためです。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム
アルコール消毒以外にこっちの方がいいのでは？
と使用されている方も多い「次亜塩素酸水」ですが、これは塩酸または塩化ナトリウム水溶液（食塩水）を電気分解して作られる「強酸性電解水」になります。
医療機器などの消毒、野菜や調理器具の消毒などに使われています。
特徴としてはエンベロープウイルスとノンエンペロープウイルスの両タイプの不活化に高い効果を示します。
そして、「次亜塩素酸ナトリウム」の方は漂白剤の成分ですので、ウイルスの抑制効果はありますが、pHが12以上と強いアルカリ性です。
そのため肌につくとタンパク質が溶けて肌荒れを起こしますので、0.1%〜０.０5%濃度で拭き取りなどに使用が良いとされています。
では、どちらがいいかと言えば、各種殺菌剤との比較試験(各種微生物についての殺菌効果、食品に対しての殺菌効果)が行われていて、次亜塩素酸ナトリウム等と同等以上の殺菌効果が得られたそうなので、次亜塩素酸水が良いかと思います。
そして、手洗いやシャンプーで使用する石鹸やシャンプー剤はどうでしょう？
これらもコロナや菌に有効だと言われていますよね。
石鹸もシャンプーも主剤は界面活性剤という洗浄成分です。
これらは何のためにシャンプー剤に配合されているかといえば、油汚れを取り除くために配合されています。
新型コロナウイルスは脂質やタンパク質などを構成成分とした膜を有するエンベロープウイルスです。
つまり、頭皮や髪に付着している油汚れの成分に似ていますので、新型コロナウイルスの幕を界面活性剤は分解するのが得意ですので、当然シャンプーをすることで除菌ができます。
手洗いも石鹸を使うと同じく界面活性剤の力を利用して除菌します。
ここに手洗いの除菌率を記載してきます。
①手洗いなし：残存ウイルスが約1,000,000個
②15秒手洗い：残存ウイルスが約10,000個 (約1%)＝99％除菌
③ハンドソープで10秒または30秒洗って15秒すすぎ：残存ウイルスが数百個 (約0.01%)＝99.99%除菌
④ハンドソープで60秒洗って15秒すすぎ：残存ウイルスが数十個 (約0.001%)＝99.9999%除菌
⑤ハンドソープで10秒洗って15秒すす ぎを2回繰り返す：残存ウイルスが約数個 (約0.0001%)＝99.999%除菌
ということで、石鹸（シャンプー剤）を使用したシャンプーや手洗いは、ウイルス予防に非常に効果的であることがこのデータでもわかります。
美容室のメニューはウイルス除菌しているものが多い
ちなみに美容室ではウイルスをメニュー中にかなり除去しているのをご存知でしょうか？
シャンプーは当然ですが、パーマやヘアカラーはタンパク質が変性する化学反応を応用したメニューですので、脂質やタンパク質などを構成成分とした膜を有するエンベロープウイルスタイプの新型コロナウイルス は苦手です。
さらに、ドライヤーやアイロンの熱は100度以上です。
人間の脂質は40℃以上で徐々に液状化して形状を変え始めますし、タンパク質は70℃以上でタンパク変性を起こし始めますので新型コロナウイルスのエンベロープ（膜）は破壊されます。
美容師は技術者とかヘアデザイナーと言われますが、実はケミストでもあるんです。
めちゃ面白い漫画「ストーンワールド」的には・・・
新型コロナウイルス に対して
デジパーで殺そうか？
縮毛矯正で焼き潰そうか？
その前に、薬剤でそのエンベロープを分解してやる！！
ってところですね。
今日の記事のまとめ・・・
新型コロナウイルスを絶滅させる攻めの予防法
●アルコールや次亜塩素酸水で手指を消毒すること
●手洗いは石鹸（界面活性剤）を使って行うこと
●毎日お風呂で石鹸（界面活性剤）でカラダを洗うこと
●毎日シャンプー（界面活性剤）で髪を洗うこと
●ドライヤー（熱）で必ず髪を乾かすこと
●アイロン（熱）などで髪をセットするとなお良い
●月に1回はパーマ（薬剤）やヘアカラー（薬剤）でスーパー除菌をすること
●オススメはデジパー（薬剤＋熱）や縮毛矯正（薬剤＋熱）、ヘアカラー（薬剤）
かからない、かかっても軽度で治癒させるためには免疫力による攻めの予防法を参考に↓
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