シャンプーソムリエ こと関川忍です。
僕のブログを覗いていただきありがとうございます。
あなたにとって何か得る物があれば・・・と思って
心を込めて記事を書かせていただいております。
僕は基本的に女性が好きな香水を中心にコレクションしています。
それは、女性の香りに対する嗜好性の傾向を知っておきたいためです。
ですので香水は、メンズでも、レディースでも、ユニセックスでも購入します。
中には、自分好みのものに出会えば、日常のローテーションに加えます。
また、女性が好む特定の香水のスペックを分析して、その中のどの香りに反応するのか、自分なりの仮説を元に、そのスペックを分解して類似する香水を集めることもあります。
特に、キュベシノブシリーズの新作を作る前になるとそれが加速します。
ただ、今回は全く違った理由である香水を購入しました。
それは・・・
三代目J Soul Brothersのメンバーの一人の岩田剛典さん(ガンちゃんっていうんですね)の愛用香水なのかそれが入手困難だと、女性ファンの方から聞いたからです。
是非その香りを嗅いでみたいと思って、どんな香水なの?
って、聞くとトム・フォード ノワール デ ノワール オード パルファムだったんです。
トム・フォードのフレグランスコーナーは何度か足を運んではいたのですが、なんと無くこれっていう香りがなくって僕のコレクションにはありませんでした。
そして、銀座で打ち合わせがあったので、そのついでに松坂銀座のトム・フォード ビューティの店頭へ!
そこで定員さんにノワール デ ノワールの在庫を聞くと、一時売り切れでやっと入荷したそうなのですが、やはり店舗の在庫も少ないとのこと。
しかし、実際にノワール デ ノワールはトム・フォードのフレグランスの中では、一番人気ではないそうなんです。
そして、そこでノワール デ ノワールに関してや色々とヒヤリング開始!!
これはネット情報と店員さんから教えていただいた情報を元に、トム・フォード ノワール デ ノワール オード パルファムについてまとめた記事になります。
そうそう、ちなみに一番人気はネロリポルトフィーノ!
先ず、トム・フォードはファッションデザイナーですが、2008年、「007/慰めの報酬」から主演のダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの着るスーツが、トム フォードによるデザインとなることが決定し、3作目の「スカイフォール」、4作目「007 スペクター」ボンドスーツを提供したそうです。
そのトム・フォードが2007年3月に、フレグランスコレクション「プライベート・ブレンド」を発売しました。
ノワール デ ノワール は、12種類を一度に出したフレグランスコレクションの中で最もトムフォードらしいと言われる方もいるみたいですね。
日本での発売は遅れて、2012年10月24日でした。
実際の香りについてですが、僕の感想はこれぞラグジュアリー、という圧倒的迫力を感じました。
ですので、僕的には好みの香りのジャンルになります。
トップノートがサフラン、ブラックトリュフ、ブラックローズが香り、重厚で華麗な感触をただよわせ、官能的な香りの変化が嗅覚を絶え間無く狂わせます。
そして、徐々にバニラやパチョリ、ツリーモス(不老草)も加わり、えもいえぬ豊かで温かみのある濃厚で神秘的なオリエンタル調の世界が広がっていきます。
これからの季節にはどうかな〜っていう感じもありますが、僕は気分で使うと思います。
この香りは中国の陰陽思想を取り入れ、その思想を称えたオリエンタル系のフレグランスによって、矛盾した香りのトリックを表現しているそうです。
この矛盾した香りは女性向け?と感じさせたり男性向け?と感じさせたりと絶妙の不調和がさらに香りを楽しませてくれることでしょう。
そうそう、トム・フォードが香りに着手した原点は、シャンプーソムリエのRound-1では毎回登場する、彼の祖母がつけていたゲランのミツコだったそうです。
何故か、ご縁を感じてしまいました。
そして、このシリーズの調香を手がけたのは、ジャック・キャヴァリエとハリー・フレメントです。
ジャック・キャヴァリエ氏はブルガリ、アルマーニ、イヴサンローラン、ディオールなどの高級ブランドの香水を生み出してきました。
昨年はルイ・ヴィトンから70年ぶりの新作フレグランスが登場しましたが、それを手がけたのも彼です。
現在は、奥さんが少しづつ試されております。
最近思うことが、香りとファッションはつながっていて、さらに時代背景までも香りの中には込められている・・・。
そう思うようになってきました。
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