髪が生えるコラーゲン | シャンプーソムリエ関川忍のBlog

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ヘアケアを突き詰めると栄養学にも発展し、現在はオーソモレキュラー療法を基本とした栄養学方面からのスキンケアやヘアケア、ダイエット情報も面白いと思います。

■コラーゲンで毛が生える!?


おはようございます。関川忍ことセッキーです!

先月、コラーゲン特集をしたのですが、丁度タイムリーにこんな記事が発表されていましたのでご紹介します。


国際科学誌『Cell Stem Cell』より

17型コラーゲンで髪の悩み解消か、東京医科歯科大学などが解明


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東京医科歯科大学・難治疾患研究所・幹細胞医学分野の西村栄美教授らは、17型コラーゲンが白髪と脱毛を抑えたり、欠損すると毛包内の2種類の異なる幹細胞間での相互作用による幹細胞維持機構が破綻するため、白髪や脱毛を発症することを明らかにしたことを共同研究で解明したことを発表。

その研究成果は、国際科学誌Cell Stem Cell(セルステムセル)に24日付で掲載されました。

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「色素幹細胞」
は黒髪のもとになる色素細胞の供給元の細胞です。

「毛包幹細胞」は、毛髪のもとになる角化細胞の供給もととなる細胞で、毛が生え変わるごとに色素を持つ毛を生やしています。


17型コラーゲンは、細胞膜を行き出来るコラーゲンで、「表皮基底細胞」を基底膜に強く固定する役割が知られ、また、ヒトで先天的に17型コラーゲンを欠損すると早発性の脱毛が見られるが、その仕組みについては明らかにされていませんでした。
  
「毛包幹細胞」で作られる17型コラーゲンは、「毛包幹細胞」の維持に必須であることが判明し、

「毛包幹細胞」はTGF-βシグナルという伝達神経を介して色素幹細胞を維持することが判明しました。


また17型コラーゲンが幹細胞の維持を介して白髪と脱毛を抑制することから、その予防や治療への応用が期待されています。



東京医科歯科大学は、今回ご紹介する(株)ニッピのバイオマトリクス研究所とコラーゲンペプチドの共同試験等も行っています。



(株)バイオマトリクス研究所によれば、アメリカの研究グループが行った試験では、コラーゲンを摂取した人達の毛髪が、試験後10%程度も太くなり、摂取をやめると元に戻ったことが報告されています。試験には21~58歳の人が参加しましたが、年齢に関係なく変化が認められ、また、はじめから毛髪が細かった人の方がより効果が大きかったといいます。


コラーゲンと肌、コラーゲンと毛髪。
今後注目です。



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