こんにちは、みんなの兄貴ことイエローです。
先週の予告通り、いよいよ技術編にとつにゅう~
これから始まっていく技術編も、イエローの独断と偏見に基づく考え方や技法なので、その辺をゆる~く見られない方は、怒らないでね
今回は、ちょっとボリューム多いよ~
まずは、縮毛矯正編1剤の章 きた~~~~~
このポーズは、ピンクに怒られるか?
でも、気を取り直して
まずはじめに、皆さんに質問
縮毛矯正における失敗ってどんな状態ですか
やはり、癖がのびなかった時ですかね
でもイエロー的には、のびなかった時よりもビビらせた時が失敗だと思っています
なぜなら、絶対修正不能だから
ビビり直しがうまくいけば良いけど
ビビり直ししても、しょせんはその場しのぎ。綺麗なストレートになる訳もなく、ただただお客様はがっかりなだけ・・・
ちなみに、癖がのびなかったらまだやり直せるチャンスはあります
な・の・で~ イエロー的失敗は、びびり毛にしてしまったときでした
そこをふまえると、無理な矯正は、できるだけしないこと!っていうことになります。
これが矯正をする上で、一番重要!
でも、解りづらいから今後の説明の中では、癖がのびなかった場合の事も失敗という表現をさせてくださいね。
そして、次に1剤使用時の注意点!
まず一つは・・・
還元剤濃度、アルカリ度やpHによる還元力の違いを把握する
要は、薬剤のパワーをきちんと把握して使う事です。
名前はハードタイプでも、メーカーによって中に入っている還元剤の量やアルカリの量など違います。その影響で、癖を伸ばすパワーも若干変わってきます。
この辺を理解して、お薬を使う事も大切です
1つのメーカーの、ハードとソフトの2種類だけでなんとかする!のような、安易な薬剤使用はさけた方が懸命でしょう。
次は~
薬剤の塗布の量による、還元の違い
薬剤の塗布の量が多い場合と少ない場合では、同じ薬剤を同じ時間放置した場合、明らかに薬剤のききかたに違いが出ます。
多く塗布しほうが、還元は進みます。
仮に、二人で塗布する場合は、絶対に塗布の量を合わせる事が重要です。
どちらかが癖がのびない、あるいは傷みすぎた!なんて事にもなります
次に、温度による薬剤の変化
加温した場合、本来のパワー以上を発揮します。癖がのびづらい場合は良いでしょうが、矯正=加温 というようなマニュアル的に加温する事はさけたいですね。
通常の室温が、本来のその薬剤の性能を発揮できると思います。
逆に、寒すぎたりすると思った性能を発揮できない場合もあります。
次は、放置時間による還元の違い
当然、ある一定の時間までは、おけばおくほど還元は進みます。
マニュアルではなく、その髪に合った放置時間を選択する事が大切です。
矯正=マニュアルに書いてある時間
ではなく、その髪のコンディションに合わせた放置時間を選定していきましょう。
次に軟化と還元は違うということ!
癖がのびなかった時に、
多くの方が、「きちんと軟化させたのに癖がのびなかった」
という言葉を聞くのですが、
それって、軟化はしてるけど、還元は足りてない?ってことになるんですよ?
軟化とは、字のごとく軟らかく変化することです。
これは、薬剤のアルカリ剤によって起こる現象なので、アルカリの強いパウダーブリーチで、金髪にしてる時って髪が軟らかく、ふにゃふにゃしませんか? パーマじゃないのに軟らかくなるんですよ!
そして、酸性のパーマ液を使って軟化したという表現をする方は、あまりいないと思いますが・・・
パーマでも矯正でも、毛髪内部のシスチン結合を切る事が大切ですので、つまりは還元をきちんとさせる事こそが矯正の一番大切なポイントになります。
次に、処理剤に頼らないこと!
前処理などのPPTやCMCといったものを使うと、どのくらい薬剤が減力するのか推測しづらくなります。
処理剤で、髪が丈夫になっていると思っていると、とんだ失敗をしてしまう事になります。
いいですか、処理剤はあくまで薬剤の減力です!毛髪の強化ではありません!
最後は、髪に合わせて薬剤を使う
処理剤に頼らないで薬剤を使うという事は、ダメージ、癖の強さに合わせて薬を塗り分けるという考え方をした方が良いでしょう。
例えば、
左側が髪の根元、右側が毛先と仮定します。
いろいろな状況が考えられると思いますが、まずはこんな感じかな?
イエロー的には、この3パターンで考えます。
三つのうち1番上!
根元部・中間部・毛先部の3段階にダメージを分類し、それぞれ強さの違う薬剤を塗布する方法。
例)A部 ハード系薬剤 B部 ミドル系薬剤 C部 ソフト系薬剤or保護剤
2番目
根元部・中間、毛先部の2段階にダメージを分類し、2種類の薬剤を塗布する方法
例)A部 ハードorミドル系薬剤 B部 ミドルorソフト系薬剤or保護剤
1番下の3番目
1種類の薬で根元から毛先まで補う方法
例)A部 ハードorミドル系薬剤
あくまで、一つの例ですので、パターンはもっとあると思います。
とりあえずは、状態によって1枚のパネルに1~3種類の強さの違う薬剤、もしくは保護剤を塗布する事になります。
そして、頭の場所によっても、毛髪の状態が変わるので、トータル1~8種類前後まで使う場合も出てきます。8種類は、まれですが・・・
僕は、多くても6種類くらいしか使いません。なら、書くなよ!なんて、言わないでね。
こういう塗布の仕方をする事で、ある程度の還元予測がつきます。でも、この方法は、ある程度慣れが必要です。そこは、修行あるのみ!!!
難しそうですか?
でも、簡単でないから、プロの仕事なんです。そこまでしなくては、長い期間お客様は通ってくれません。
あと、よく、どこのメーカーの薬がいいですか?と聞く人がいますが、自分が使いやすければ、どこでも良いと思います。
ただ、アルカリ性と中性域くらいの薬剤はそろえておいた方がいいと思います。
アルカリだけの薬剤では、ちょっと危険な時もありますからね。
という事で、
矯正1剤編まとめ
1・自分が使っている矯正剤のポテンシャルを把握する事
2・軟化ではなく、還元の見極めを身につける事
3・処理剤に頼るのではなく、薬剤のパワーで還元コントロールをする事
4・時間、温度、塗布量を考える
こんな感じで、考えてみてください。
いや~、今回は長いな~!
最後まで見てくれましたか?
さすがに疲れたな
あと、こんなのもよろしく
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じゃ、次回またお会いしましょう!
イエロー