漢方薬の構成② | 癒しと元気ブログ 東洋医学ってこんなに面白い!

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こんにちは~!

 

前回の続きで~す!ニコニコ

 

では早速、前回の「君使佐使の考えに基づいて、麻黄湯をみてみましょう。

 

ところで、皆さまは麻黄湯ってご存じでしょうか???

 

これからの季節、葛根湯とともにドラッグストアの店頭に並ぶ麻黄湯を見ることも多くなるでしょう。

 

インフルエンザで病院から処方された方もいらっしゃるかもしれません。

 

(その使い方が合ってるかどうかは別にして!あせる

 

葛根湯と並んで風邪の初期に飲む漢方薬として有名ですね。

 

 

 

 

常備しておくと重宝します!

 

 

 

 

麻黄湯は麻黄・桂枝・杏仁・甘草の4種類の生薬からなるごくシンプルな処方です。

 

麻黄湯と名前がついているくらいですから、「麻黄が主薬だろうな~」と簡単に想像がつきますね。ニコニコ

 

それでは、その処方構成を詳しく見てみましょう!

 

麻黄(君薬)・・・解表発汗(発汗作用)・疏散風寒(風寒の邪を除く)・止咳平喘(咳を抑える)などの作用がある。

 

桂枝(臣薬)・・・弱い解表発汗作用あり。麻黄の持つ解表発汗作用を補助、増強する。

 

杏仁(佐薬)・・・止咳平喘(咳止め)の作用があり、麻黄の止咳平喘息作用を補助、増強し咳や呼吸困難を静める。

 

甘草(使薬)・・・各生薬の働きを調和する。

 

こんな感じですかね。

 

麻黄湯を西洋医学的に分析したら、「エフェドリンが~」、「ケイヒアルデヒドが~」、「アミグダリンが~」、「グリチルリチンが~」と各生薬の有効成分の話になるんでしょうが、東洋医学ではそう単純な話ではありません。

 

前回記事でもお話しした通り、生薬の組み合わせで薬効が変わります。

 

麻黄湯の例でいったら、麻黄+桂枝が発汗作用、麻黄+杏仁が鎮咳作用と組み合わせによって変わっていますよね。ニコニコ

 

一見、「何でいるの???」と空気感漂う甘草ですが(笑)、コイツがいないとバランスがとれないのです。

 

各生薬を調和させ、他薬の効果が過度になるのを抑えます。

 

麻黄湯の例だと、麻黄と桂枝を野放しにしておくと過度に発汗させてマズいので程々に発汗させるのです。

 

そのような理由から、甘草は約7割の漢方処方に入っています。

 

(甘いから味付けに入っているのではないのです・・・あせる

 

ですから、「甘草はグリチルリチンが~」って嫌わないでやってください。笑

 

甘草の入っている漢方薬を3剤くらい多剤処方するのが悪いのであって、1種類くらいなら大丈夫なように古代中国の医家達はちゃんと考えて作っています。

 

今回の麻黄湯の君薬は下品である麻黄でしたが、大体の処方の君薬は上品の生薬が多いですかね。

 

その話はいずれまた・・・ニコニコ

 

 

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