バラの開花とゴールデンウィークが見事に当たりまして。
今年はGW中に旅をする予定もないので、バラの一番の盛りにゆったりと楽しめるのはありがたい事です。
2月に強剪定をしたルイーズオディエ。
まだまだ蕾が上がってきているのであと10日は楽しめそうです。
コロンとした形がとても可愛い。
ブルボン系のおフランスのバラです。
10年以上前に母の日に実母に贈った鉢植えだったのですが、手入れが大変だからと出戻ってきた子です。
地植えにしたらここの場所が気に入ったのか、ぐんぐん伸びて、サロンの壁面を覆う程になりました。
大好きなエイブラハムダービー。
花びらぎっしり。
細い茎にたっぷりと重たげに開きます。
波打つ花弁が美しいコンパッション。
サーモンピンクの花弁に雨上がりの雫。
庭に植えるバラは香りがあることがマストなのですが、どのバラも香りが違って、この時期は目で楽しみ、嗅覚でも楽しみ。
顔を寄せてクンクンすると、香りの立ち上りかたには特徴があることが解ります。
険弁高芯咲のバラはらせん上に高く立ち上る感じ。
カップ咲のオールドローズタイプはふんわりとオーラのように香りを広げる感じ。
それは、花びらの開く方向に芳香が沿うかたちになるのか、そもそもそういった性質をもつバラゆえに自然にそういう形、香りになってゆくのか。
香りをじっと嗅ぎながら、そのばらの持つ性質、個性、ひいてはバラの気持ちにまで。
想いを巡らすのも楽しい日々です。
この時期にサロンに来られる方は、バラの芳香浴も楽しめて、とてもラッキーだと思います。