愛知県常滑市と言えば、ポケモンGOで日本一レアが出ると話題になり、異常に盛り上がっていた街と記憶しており、もっと言うとそれでしか名前を聞いたことがないといった印象。
愛知に住んでいても正直そこまで印象がなかった常滑に、中国の友人は観光に行きたいと言ってきました。
「ポケモンでもやるの?」と聞くと、やきもの散歩道を歩いて『とこにゃん』に会いたいとのこと。
とこにゃん
常滑には中部国際空港があり、海外の観光客には主にやきものと招き猫の街として有名なようです。
知らなんだ。
招き猫の街だったとは。
招き猫生産量日本一の常滑。
そして最も一般に広まっている招き猫は『常滑系』と言われるそうです。
全国のお店に置かれている招き猫。
違いのわかるモノノフたちは「むむっ、これは常滑系! この店はできる!」などとドヤ顔で唸っていたりするのでしょう。
ではさっそく、そんなやきもの散歩道を歩いてみましょう。
約1.6キロの散歩道
散歩道から若干逸れたところに『とこなめ招き猫通り』というのがあり、壁に招き猫が並べられていて外国人観光客が写真を撮っていたりします。
独創的な招き猫が並んでいて、微笑ましいです。
各招き猫にはテーマがあるようです。
ニャースのバッタモンみたいな猫は『心願成就』
ピカソ的な方向性を感じるツボ猫は『悩み解消』
四次元ポケットから秘密の道具を出しそうな招き猫は『産業繁栄』
などなど。
私が一番気に入った、というより気になったのはコチラ。
テーマは『病気平癒』
意味としては病気が完治して回復すること。
しかし、この招き猫は見るからに末期であることがわかります。
症状から見て、撲滅したはずの天然痘あたりでしょう。
余命いくばくもない招き猫。
ここからテーマである完治への道のりは決して平坦ではありません。
しかしだからこそ『病気平癒』を訴える事が大きな意味を持ちます。
天然痘に感染して、すでに末期であるにもかかわらず『病気平癒』を掲げるその姿、決してあきらめないその姿は、見るものに勇気と感動を与えます。
彼に比べたら、我々の悩みなど小さなものです。
決してあきらめるな!
・・・なんかイライラする。
友人が気に入ったたのはコチラ。
可愛いですね。
テーマは『健康長寿』
うん、やっぱり健康的なテーマの場合はこういう元気な猫の方がいいですね。
そんなこんなな『とこなめ招き猫通り』
ぜひお気に入りの招き猫を見つけてみてはいかがでしょうか?
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