人間は、ひとにもよりますが、

おだてられるとすぐに調子に乗る人がいますね。

たわいのない会話のなかで楽しむのはいいかもしれません。

が、人からたてまつられたり、調子にのせられて

自分が、ひととは違った能力がある、

人とは偉いなどといいだしたり

そういう態度を一般の人がとりだすと

人としての、道をあやまってしまうことがたぶんにあります。

こころのないひとにかぎって大柄(おおへい)です。

どんなに偉くなっても、こころのある人は頭が低いものです。

私は、そういう経験を20歳の時にしたことがあります。

亡祖父の知り合いで、一部上場企業の役員をしておられた

かただそうですが、(亡祖父とその人がなんでしりあいだったのか?

私はしりませんけど。亡祖父は普通のサラリーマンだったと思います?)

その当時、私の車で私の母を乗せて

実家から1時間位のところに住んでいらっしゃるそのかたの

ところにお邪魔した時のことです。

(もう、随分前のことになりますのでどんな用で、お邪魔を

したかは、わかりませんが?)

帰るときに、玄関まえまで送ってくださって

さらに、「今日はありがとうございました」と

ふかぶかと、頭をさげられました。

私は、年配でもあるし、とても偉い方だと母に聞いて

おりましたので、恐縮してそれ以上に頭をさげた

記憶がいまでもあります。

「実るほど、こうべ(頭)をたれる稲穂かな」という詩のように

稲は黄金色に輝くように実れば実るほど

穂先をさげるというところからきています。

ほんとうに、地位のあるかたは、

いばらなくてもみんなが、みとめて尊敬します。

尊敬できますからね。


しかし、意味のわからないなりあがりものの

こころがなく、あたまがたかい、ひとは、だれも尊敬されないから

力でねじふせるしかないですね。

行く先はみえていますよね。

その人もかわいそうですあが、周りの人も非常に
かわいそうです。

みなさんも、私もですが、

「ひとのふりみて、わがふりなおせ」です

(意味)人のことをみて、反省し自分はおなじことをしないように

ということです。

若い人は意味がわかるかな~ぁ?

しあわせのために、おごりたかぶりしないように

こころある人になりましょう。