リラクゼーションサロン | 厠(かわや)イヤミ百景

リラクゼーションサロン

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トイレット

ペーパー

持ち出さないで

ください


トイレット

ペーパー

持ち出さないで

ください     」



人が同じことを二度言うときってどんなときだろう。



1.よほど相手に伝えたい重要なこと。


2.二度言わないと気が済まない性分。


3.聞き手がとぼけた顔してババンバン。


4.語り手の頭がババンバン。



トイレの貼り紙の場合には、「1」と読み手の顔が見えないためという「3」が組み合わさっているときだろう。

もしくは、


5.紙に対して文章量が少なくて、スペースが余った。

  思っていた以上に余った。



というこれまた貼り紙独自の理由も含まれる。

しかしまあ「手をあらいましょう」などではなく、「お地蔵さんに供えたおみかんを取らないで下さい」の如く、人の善意を無駄にする被害という名の行為、「トイレットペーパーを持ち出さないでください」ならば、二度でも三度でも、はたまた四度でも書いてあっておかしくない。

また文字の後ろが、ホログラムシールみたいな加工になっており、よっぽど利用者の目に焼き付けたいという気持ちが伝わってくる。


釣堀なんかにある「●匹目以降は別料金を徴収いたします」という貼り紙なんて、忍の者のようにその存在をひた隠している。むしろ会計時に「ドロン!実は別料金でござった!」と現れる。

それとは大違いである。



ここは都内のネットカフェ。

俗に言う「ネカフェ難民」と呼ばれる方々(多分、こちらも忍の者)が実在するかどうかは私には分からないが、ネカフェ内のトイレの個室でトイレットペーパーを見て、「これも料金の内」と丸ごと持って行ってしまわれる方もいるのだろう。

トイレットペーパーを持ち帰って、急な便意なときにドラえもんばりにポケットから丸ごと出すのか、はたまた冬場など寒いときにはミイラ男のように全身に巻いてキメてみるのかは知らないが、後から入った人のことを思うと不憫でならない。


出すもの出した後に、ふと横を見れば空を掴んでいるトイレットペーパーホルダー。

ノーガードでぶらんと腕を下ろしているが如く、ホルダーが垂れ下がっていたらどうする。

まだ個室内に別の予備があれば大丈夫だが、それもないときには何で拭けと?

片尻と片尻と空気の摩擦とかでなんとかしろと?


そんなことが出来るものなら、今頃夜のショーパブで働いていることだろう。



悲劇を防ぐため、そして店の経費削減のための二度の物言い。

ソースの二度漬けは厳禁だが、注意の二度言いは許されるのだ。



続きまして、




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「   トイレ内で

【歯磨き】【洗顔】

【ひげそり】【化粧直し】

  等はご遠慮願います


お待ちのお客様がいらっしゃいます


  シャワールームを

    ご利用ください


シャワールームご利用の際は

     伝票をご持参の上

フロントまで起こしください     」



ネカフェというところはお泊りが出来るだけあって、そうなるとどうしてもしなくてはいけないことも付属してくる。

それは寝る前、はたまた寝起きと、誰だってして当然の行為だ。

だがしかし、ここのトイレは一人が入って入口にカギを閉めてしまうと、その人が出てこない限り誰もトイレという空間には入れない、そんなに大きくないトイレなのである。


誰かのちょっとの洗顔が、誰かの便意・尿意のピンチにつながる。



まだビル5階丸ごとネカフェといった店舗ならまだしも、店自体もそんなに大きくないので誰かに長時間トイレを占拠されると、暴動にもつながる結果を呼ぶ。


そのために「綺麗な体になりたければ、シャワールームがあるわよ!」と、そちらの勧誘。

当然、別料金だ。



さらには、




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「トイレを出る際

確認して下さい!

お忘れ物はないですか?  」


これまたたくさんの人たちが、一応仕切りで分けられているとは言っても同じフロアでお泊りとなると、貴重品は自分で守り切れという問題が出てくる。

みんながみんな優しい人ばかりではないのが、この世。

中には人様の貴重品が三度の飯より大好きっていう人だっている。


己の貴重品がなくなっているときどうする?とりあえず店の者に言うだろう。

それが人様の目に触れてはいけないもの、ある特定の人にだけ貴重というもの以外は、店側に訴えるのが普通だろう。

しかし店側としても、そんなの警察に被害届けを出すぐらいしか出来ない。

責任を取れ!と客から言われても困りんこだプー。


それと同じで勝手にトイレでものを忘れておいて、第三者にお持ち帰りされた末に訴えて来られても、店側も「明日はいいことありますって!ノー保障!ノークレーム!ノーリターン!ですけどね!!」としか言えない。もっと簡略化して言えば、「知ったこっちゃない!」だ。




そんな問題を防ぐためにも・・・・・・と言うか、防ぐこと多いですな。

何事も「事前にチェック!」ではないが、事前の予防って大事だね。




さて、ここまでの店側の必死な貼り紙たちを払拭すべく最後の一枚がこちら。






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まあ明らかな広告なのだが、これがここから歩いて行ける距離のある店の広告なのだ。

もうちょっとクローズアップして行きます。



*店名・場所が分かるところは「ぼかし」入れてます。





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日本最大のリラクゼーションサロン

■■■■に堂々オープン!!



堂々とズボンのチャックの前を開けて歩いて来られたり、堂々と運転中にバスの運転手に居眠りされては大変困るところだが、店ぐらいは堂々とオープンしてもらって構わない。

写真では死体のように寝そべった男性が背中を押されている。

多分、力は加わっていない。





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「平均23歳350名在籍!!」


なにやらここら辺でおかしくなってくる。

アロママッサージになぜ、「平均23歳」が絡んでくる?

そして学校で言えば、約10クラス分ぐらいの在籍数。


いくら平均23歳と言ったところで、数人ほど50歳・60歳オーバーの人が存在したとしても350名という数の中では平均23歳に紛れ込むことが出来よう。

バケツいっぱいの海水の中に、醤油を数滴入れたって分からない。大雑把に「しょっぱい!」でまとめられる。



遠目で見れば阪神ファンの集まりに見えなくもない。






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「日本各地から集められた

癒しの達人達!      」


まるで里見八犬伝のようではないか?と言うか、ここの場合には里見三百五十犬伝となる。


なにか「揉まれの達人」と呼ばれる人物がいて(「揉む達人」ではない)、全国を足で周っては「ん?君のゴットハンドをもっと活かしてみないか!?」と諸国漫遊記よろしく各県からスカウトして来たなんて、勝手なストーリーが浮かんでくるところだが、まあここは東京

ほっておいても、各県から上京してくる人は絶えない。そんな女の子たちがここで働けば、あっという間に全国各地のカードは勢揃いだろう。






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「アロマ全身

40分 2000

体験半額キャンペーン中! 」



うーん、うーん。






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「ハワイアンリラクゼーションサロン

●●●●●●●●●●●●●●●」


いつの間にか、全国から集めた女の子達がハワイアンになっていた。


お気づきの方もいらっしゃると思うが、これは多分ただのアロママッサージ屋ではない。

ほぐしの達人ならば出来るだけ熟練している人の方がいいところを、若い娘(多分)だけを約350人。しかも「在籍」という単語。


このポスターから読める情報は限られているものの、こりゃなんだか揉まれるだけのはずの男性も、いつの間にか女の人を揉んでいたなんてことになっていそうな店だ。



揉まれに行くのか、揉みに行くのかはっきりして欲しいところだ。

さすがにこの店に行ってからの問題は、ここのネカフェでは責任が取れないだろう。






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「厠イヤミ百景の一景」

http://www.leolio.com/index/KAWAYA/KAWAYA_menu.html


aniki

早く老ける人、老けない人

  

都内、某ネットカフェ内にて




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