あらう、ふく | 厠(かわや)イヤミ百景

あらう、ふく




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あらう



 ふく   」




某件のお仕事で改築中の小学校の校舎に入る機会があったので、ついでにトイレ内を撮影させてもらった。学校特有の喧騒から置いてけぼりをくらったような静かな校舎のトイレ内には貼り紙もそのまま残っていた。


それが上のものだ。


トイレ内の手洗い場のところに、トイレ教育の一環と思われる一枚。

それにはポラ写真と共に凄く限られたシンプルな言葉が載せられていた。

ここの生徒だと思われる子供がモデルとして実演している様が、非常に一点物としての価値を高めている(子供の顔には配慮してモザイクをかけました)。


この貼り紙を作ったと思われる先生と、モデルの生徒との撮影していた様子が目に浮かぶかのようだ。

貼り紙としての歴史が分からないために、このモデルの子が当に現在声変わりを経験済みということも考えられる。


小学生相手故に長ったらしい言葉を並べてみたところで、豆腐に釘を打つようなもの。それよりは犬の命令単語の如く、短く的確に言葉を選び、なんなら実演写真を載せた方が分かりやすいということだ。


改築中であり、生徒などいないが低学年に向けたものだろう。

二コマ漫画のようで物語性まで読み取ることが出来て、実に貼り紙としては国宝級の逸品だと思う。


あらうは分かるけど、ふくと来たか・・・盲点だったな。








他に洗面台には、








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きゅうしょくのあとは はをみがこう!!


むし歯になりやすいところは

ねんいりに

ブラッシング



色鉛筆で着色しているところなんて、いかにも小学校という匂いがする



そんな「むし歯になりやすいところ」とは、





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「歯と歯のさかいめ

歯と歯ぐきのあいだ

歯のうらがわ

小さいくぼみ

かみ合わせ面のみぞ」



なんだか大人が忘れていたものがここにあるような感じだ。

食べた後に歯を磨くという、先ほどの貼り紙にも通じる当たり前のこと。しかしこれが中学英語の如く大人になると通用しないし、そうも言ってもいられないことの一つになる。常に食べた後に歯を磨けるような状況じゃないときだってあるのだ。

大人は子供に物事を教えなければならない立場だが、俄然強気で「そんな場合じゃない」と言い通さないとやってられないときだってある。


逆に大人が手を上げて横断歩道を渡っていると白い目で見られるぐらいだ。


「臨機応変」の切符を上手に使えるようになるのが大人の条件の一つだろう。


しかし虫歯になったときの痛さに、大人と子供のボーダーラインなどありゃしない。絆創膏で抑えきれない痛みに直面したとき、大人だって平気で泣く。なんなら泣き叫ぶし、泣き言だって言う。そのときの見苦しさは子供の比ではない。

そんな目に合わないように、臨機応変に「さかいめ、あいだ、うらがわ、くぼみ、みぞ」を磨くべし!




ところでその歯磨き貼り紙だけど、なぜトイレにある?

確かに水周りではあるけれども、そういった歯磨き場・手洗い場は廊下に別に設置してあった。

まあ常に「食後に歯磨き」意識を埋め込むためなら、トイレ内に貼られていた意図も分かるが、トイレで歯を磨くのはサラリーマンになってからでよい。

ちなみに何度も言うが改築中なので、廊下の洗面台には既に歯磨きの貼り紙はない。




ブラッシングという単語はいつから小学生にでも通じる単語になったのだろう。

プラークコントロールが小学生に通じるか試してみたい。








洗面台周りは、もう他に貼り紙がなかったので個室の方に足を伸ばした。

そしてそこで私はあるキャラクターを発見する。



もの凄いどんよりどよどよな曇り空の下、サングラスをかけた状態で、しかも数キロ離れてから望遠鏡で見ると、どっちがドラ●もんだか、うまい棒のキャラクターだか分からなくなるように(そんな経験はないが)、非常に誤解を招くようなキャラクターが貼り紙の中にいた。









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「かみは

たいせつに

つかおう!」



某有名キャラにそっくりの子猫ちゃんが、その顔には似合わない男口調でこの台詞。

おっしゃっていることに問題は一切ない。むしろ正論なのだが、明らかに表情も含め顔と口調が合っていない。


えなりかずき氏が抱いた女の話などするか?それに通じるものがある。



そしてこのキャラクター・・・、アレだよね?あのキャラクターを模範にしたと思って間違いないよね?


しかし本家のキャラクターには口は存在しない。耳元にあるのもリボンであり、花ではない。鼻も微妙に違う。

目が点で表されているというところでは違いがないように思えるが、本家の子猫ちゃんはもうちょっと縦長の目をしており、この貼り紙の中の子のように、目の前で親猫を車に轢かれたような目はしていない。


これはこれで生地とアンコの間にバターの挟んであるドラ焼きのように独特の味があるし、子供に親しみを持ってもらおうという姿勢は非常に買いだ。

個人的にも、ノートの端に描かれたようなイラストが載った貼り紙は大好きだ。




紙を大切に使わないと、口のある子猫ちゃんが噛みつきに行くかもね。




・・・子供に物事を教え込むときに、たまに「おどし」も必要なときがある。







最後に入り口のところに、



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とても大人の足では入らない便所スリッパを見掛ける。





スリッパも含め、頭の容器の大きさも大人の方が大きいが物事の吸収率は子供には敵わない。

大人になってもここの生徒さんたちは、洗う  ふくを忘れないように。






まずだす、そしてふくも忘れないように。








小松 政夫 のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜 セールスマン時代のこと。 楽屋の王様~小松政夫・ギャグこそマイウエイ~ エニシング ゴーズ

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