犬も人もトイレを待つ | 厠(かわや)イヤミ百景

犬も人もトイレを待つ



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「小⇔大」



小さいか、大きいか?心の器の話ではない。


女性の場合、トイレの敷居をまたいだ時点で待ち受けているのは個室のみ。することが何だろうと個室しかない。

しかしこれが男性だと、小水用便器に向かうか、それとも個室に向かうかを選択しなければならない。その選択が吉と出るか凶と出るかは、各々の体調によるために、他人が口を挟む問題ではない。


同じ敷居内に小水用便器と個室があるのが当たり前だが、どうしても建物の設計上、小水用便器エリアと個室エリアを部屋ごと分けざるえない状況だってある。

本当は管理者側だって分けたくて分けたわけじゃない。

なんならヒヨコのオス・メスを判別を職業としているオジさんだって、幼い頃の夢は全然違ったはずだ。

「巨人で四番!」が夢だったかもしれないのだ。



でもどうしても部屋を二つに分けなければならなかった。

トイレの敷地の中に、奈良の大仏が鎮座しておられる東大寺の柱のような大黒柱が通っている、もしくはトイレの敷地の真ん中に底なしの毒沼がある等、やむを得ない理由があってそうしているのだろう。





男性トイレの入り口をくぐり抜けると、早速迫られる「大or小?」

まるで飛行機内で「チキンorビーフ」とフライトアテンダントに問われているかのようだが、男性トイレ内に女性はいない。いても掃除のおばちゃんぐらいだ。

魅力的な女性にトイレ内にいられた場合には、本来の目的が果たせなくなる可能性が非常に高い。



先ほどにも挙げたが、同じ男子トイレなのに設計上どうしても便器の種類で部屋分けをされた空間。七月七日が来ようと出会うことは一生ない。

男達は一歩トイレ敷居内に入った途端に「己の今一番したいこと」を問われる。


コンマ数秒思い直す人間もいるかもしれない。

「深呼吸感覚で軽く小」だった氏は、本当に目的は小だけかと一度自分に問い直すだろう。


そして女性の場合には個室に入ってから、どちらの選択肢を選んだかは分からぬが、男性の場合には傍から見ていて何をしているかイッパツで分かる。普段でも分かりやすいのに、ここのトイレだと入り口で、「ああ、これから大に励む人なのね」と丸分かり。「一刻も気を許せない緊迫下状況にあるのね」と丸分かり。

男の選んだ部屋で目的が丸分かりとなっている。


小なら左へ、大なら右へと振り分けられるのであった。

ああ、男にももっと優しくして下さい。


ほんのちょっとのデリカシーを下さい。







そして当然ながら両部屋をチェック。

小水便器の形がやけに受け口で、「猪木?ともさかりえ?アンナ?イナバウアーの人?」と思う程。

垂れこぼしを防ぐためだと思うけど、逆に小水用便器と体との距離を詰めづらくて(足に便器の顎が当たりそう)、股間が他人から傍観されてしまいがち。


実際に使ったところ、便器に近づけなくて用を足しながら己のJrを隠すのが難しかったです。

他人様に堂々と見せれる物でもないので、もっと大サジ一杯分の配慮も下さい。


貼り紙が目的なので便器は撮っておりません。






そしてDB(大便)こと大の部屋。決して部屋が大きいわけじゃない。


そこには今まで見たことのない貼り紙があった。

いや、貼り紙と言っていいのかどうかも定かではない。


しかしその姿を私はよく知っている。大抵の日本人ならほとんど知っている姿がそこにあった。

「なぜお前が!!こんなところに!!」と思うことだろう。




ではどうぞ、





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ここでおまち下さい



犬。



確かに犬は「待て」「伏せ」「お手」を得意とされる。




大の部屋はそんなに広いわけではなく、狭い通路に個室が六つ、その通路入り口で待つように以下の通り貼り紙もある。







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「足型から一列に並んで、

空いたところから

順序よくお使いください。」



通路入り口で一列に待機して、六つの個室の空いたところから使っていけと申している。

小学生の頃から大人になっても嫌と言うほど叩き込まれた「整列」という奴だ。「整理・整頓」とはまた違う。

決して上記のようなステップを踏んで下さいということではない。





そしてそこで犬のように待てと。





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なぜ犬か?

分かるかい?

トイレで犬の理由が分かるかい?



ここのトイレはとある都内の駅の構内のトイレ。

場所を特定してしまいそうなので、言葉を選んでしまうけど、日本で一番有名な忠犬がいたところの駅だ。


雨の日も、雪の日も亡くなったご主人の帰りを待っていた、あの犬。

駅の出口の一つにその犬の名前まで付いている。

本にもなったし、映画にもなった。



なんならその犬の銅像まで駅前にある。

そこで待ち合わせる人、連日多数。なんなら待ち合わせる人が多すぎて、逆に待ち合わせ場所として不向きという意見もある。




そんな犬。




連日来ていたのは駅前の焼き鳥屋が焼き鳥を与えようになったためという説もあるが、美しい話とされているものにヤジを入れるのは大人げない。ご主人が大好きだったに違いない。・・・・・焼き鳥屋のご主人じゃないよ。



海を泳いでマリリンに会いに行った犬ではない。

南極を生き抜いた兄弟犬でもない。

西郷さんの隣にもいない。

犬山イヌコ嬢でもない。







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「忠犬ハ●公」がトイレの中でも待っている。



お尻の穴を締めた男達と共にトイレの中で待っているのだ。

もうどこの駅のトイレだか丸分かりだと思うが、こんなものがトイレの壁に飾ってあったのなら無視は出来まい。

ここで取り上げざるえまい。



個室の数と同じ、六匹の犬が表示されており、これまた個室が通路を挟んで三つずつ並んでいる配置もこの大の鎮座の状況と同じ。

個室の状況と、この貼り紙(電光板)の犬の状況が鏡に写されたかのよう。



もしかして個室が空くと、その個室の配置に伴った犬の姿の電気が消え、鍵がかかると使用中と言わんばかりに犬が光るとか?

水を流すと、それに合った犬が鳴き出すとかそんなあまりにあまりな装置なのかと思えば、そうでもないらしい。

そこまでの細工は施されていなかった。


六匹のハ●公の姿は微妙に角度を変えて記されている。こういった細かい細工を見ると、さすがに雄叫びや遠吠えはないと思うが、以前は個室の状況によって光ったたり消灯したりしたかもしれない。表の犬の銅像のように、いつから飾られているか分からないが電気が切れてしまっているというのも考えられる。



みつばちハッチならぬ、ハ●公は駅前で銅像になってまでご主人の帰りを待っているだけではなく、トイレの中でも個室が空くのを待っていたのだ。この事実をここに記しておかねば。





そういや、個室の中で用を足している姿って犬の「待て」のポーズにも似ている。

特に和式便器の場合、人間の骨組みの構造上の「待て」の姿ではないだろうか?

「体育座り」とかは忘れろ。




まあその状況下の本人は、出るのを待っているんだろうけど。








「大の部屋」ではなく、「犬の部屋」だったようだ。


各個室に秋田犬が配置されていても困る。










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都内、とある駅構内にて

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